【産経ニュース 2010年02月12日】「神世界」霊感商法事件 元顧客が幹部15人を詐欺罪で告訴
ヒーリングサロンを装った「神世界」(山梨県甲斐市)グループによる霊感商法事件で、サロンに通っていた元顧客15人が12日、グループの幹部15人に対する詐欺罪での告訴状を神奈川県警に提出した。
神世界対策弁護団によると、幹部15人は、病気などの問題を抱える元顧客らに治癒効果がない商品を売ったり、祈祷(きとう)をすれば良くなるなどとうそを言い、現金をだまし取ったとしている。
グループの霊感商法をめぐっては、当時県警の警備課長だった元警視がサロンの運営に関与していたとして活動が表面化。19年12月と21年3月に県警が関係先を家宅捜索するなどして捜査を続けている。元警視は20年2月に懲戒免職になった。
昨年5月と12月には元顧客の被害者計41人が、幹部らを相手取り計約2億4千万円の損害賠償を求め、東京地裁に提訴した。今回、告訴状を出したのは、提訴したうちの15人。
この事件では、勧誘の舞台にもなった神奈川県警が、吉田澄雄元警視を懲戒免職にしたほか、2名の歴代県警本部長を含めた6人の警官が戒告または訓戒処分にされています。昨年も神奈川県警が「神世界」関連施設を捜索するなどしましたが、いまだ立件されていません。
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