「超能力サラリーマン」とは、手をかざすだけで病気を治せると称する高塚光氏。週刊新潮(5月6・13日合併号)<最期は「超能力サラリーマン」に頼った「越山会の女王」>によると佐藤氏は08年、肺がんで余命3~4カ月と宣告されていたおりに高塚氏に出会い、ヒーリングによって「末期がん」が治ったのだそうです。ところが今年3月3日に佐藤さんの容態は悪化。高塚氏は病院でもヒーリングを行ったそうですが、11日に佐藤氏は亡くなりました。
高塚氏の講演を告知するサイトには、高塚氏の経歴について、このように書かれています。
【タカツカヒカルの心と身体のシンポジウム】破裂した心臓すら治せるという超能力なのに、佐藤氏の病気は治せなかったわけです。週刊新潮の記事では、いったんはがんが治った(かのような)コメントや、「メンタルな面を支えてくれた」とする遺族のコメントが登場していて、いちおう美談っぽく読めなくもありません。でも、高塚氏が佐藤氏の病気を治せなかったという悲しい事実がはっきり書かれています。
1950年、山口県生まれ。法政大学文学部哲学科卒。
38歳の時、危篤となった母親の心臓破裂を消滅させ、突如、薬も器具も使わずに「人が人を治す力」であるヒーリング能力が顕在化し、皇室から政財界にわたる多彩な人脈が形成され、著作業、広告業、企画業などさまざまなビジネスを展開する中で、特異能力によるボランティア活動をはじめ、医師や科学者をまじえて人間に潜在する能力の研究や啓蒙活動を行っている。
高塚氏については、かつてこんな報道がありました。
【ZAKZAK 2007年07月19日】超能力サラリーマン高塚光「倒産」舞台裏~“手かざし”も“お手上げ”のバブル会社引き受け今回のように政界人脈のニュースでメディアに登場できるあたり、ご本人の知名度だけは復活を果たせる可能性があるのかもしれません。しかし一度ならず「超能力があるはずなのにどうにもならなかった」ことがニュースになっている辺り、もはや「超能力者タレント」としても終わっているのではないでしょうか。
「瀕死の会社をよみがえらせてこその超能力者なのだが…」-。超能力サラリーマンとして知られ、今月10日、約8億4300万円の負債を抱えて倒産した「ナビードットコム」社長の高塚光氏(52)が夕刊フジの取材に応じ、苦渋の胸中を告白した。前経営者の裏切りなどで『ドロ舟』と化した会社の赤裸々な実情とは-。
「確かに超能力で瀕死の人を何人もよみがえらせてきたが、まさか会社まで瀕死の状態で引きうけることになるとは思わなかった。再建に向け、最大限の努力をしたが、時代の向かい風に櫓も櫂も立たぬ結果となり、関係者の方に心からおわびしたい」
(略)
東急エージェンシー時代、危篤の母を“手がざし”で助け、超能力に目覚めた高塚氏。その後は、各界の著名人らと親交を深め、幅広い“超能力人脈”を築いてきた。
その高塚氏は「瀕死の人をヒーリングしていた私のところに、会社まで瀕死の状態で頼ってきたのはもはや運命。私個人としては、いずれ不死鳥のごとくよみがえり、ビジネスの世界でリベンジしたい気持ちを持っている」と、超能力的復活を予告しているが…。
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