やや日刊カルト新聞社、論破プロジェクトにキャラ提供

論破プロジェクトのマスコットキャラ「トックマくん」。尖閣諸島・魚釣島に住むクマという設定。

今年1月のフランス・アングレーム国際漫画祭で出展中止に追い込まれた「論破プロジェクト」に対し、やや日刊カルト新聞社は4月1日、同社考案のマスコットキャラクターを提供することを決定しました。同社・藤倉善郎主筆は、「論破プロジェクトのみなさんに、来年のアングレーム国際漫画祭で使用してもらいたい」などと語っています。

「論破プロジェクト」は、幸福実現党の後援によってスタートしたプロジェクトで、実行委員長は幸福の科学信者の藤井実彦氏。幸福実現党幹部は、ラジオ番組内で自らのプロジェクトであるかのように宣伝し、教団機関紙「ザ・リバティ」「Are You Happy?」と産経新聞社は、同プロジェクトと幸福の科学との関係を隠して宣伝を行ってきました。また同プロジェクトは、幸福実現党・青年局長のトクマ氏が選挙時に使用してきたマスコットキャラクター「トックマくん」をメインキャラクターに据え、マンガ作品内で使用するとともに、ウェブサイト等でも利用してきました。

同プロジェクトは、今年1月にフランスで開催されたアングレーム国際漫画祭で、韓国側が従軍慰安婦問題を訴える作品を出展したことに対抗して、「従軍慰安婦は韓国による捏造」等の主張を盛り込んだマンガ作品の出展を計画。ところが政治宣伝であると見なされ、またナチスのハーケンクロイツを用いて韓国を非難するなどしていたことも問題視され、出展中止に追い込まれました。

そのため、やや日刊カルト新聞社・藤倉善郎主筆は4月1日のエイプリルフールに合わせて「韓国の政治宣伝は許されるのに、幸福の科学の政治宣伝が許されないのはおかしい」との声明を発表。「論破プロジェクトを地の果てまで支援する」（同）と、マスコットキャラクターを提供することを決めました。

提供するキャラクターは、北方領土に住むクマの「カックマくん」と、竹島に住むクマの「ルックマくん」の2匹。論破プロジェクトのメインキャラクターで尖閣諸島・魚釣島に住む「トックマくん」と合わせて3兄弟のクマという設定です。3匹が揃うことで、ロシア・中国・韓国との間にある日本の重要な領土問題を全てセットで国際社会に訴えていくのが狙い。

やや日刊カルト新聞社では、2匹のキャラクターの発表とともに、藤倉主筆によるコメントを発表しました。

「アングレーム国際漫画祭で韓国の政治宣伝が許されるなら、幸福の科学の政治宣伝だって許されるはずだ。その点、自民党議員でありながら、論破プロジェクトが幸福の科学がらみだと知った上でつるんでいる片山さつき・参議院議員は実に立派。本紙としても、キャラクター提供を通じて論破プロジェクトを支援していく。来年のアングレーム国際漫画祭では、論破プロジェクトにカックマくん、ルックマくん、トックマくんの3兄弟を宣伝用キャラクターとして使用してもらうだけではなく、3兄弟が登場するマンガ作品を出展するなどして、韓国だけではなくロシアや中国の横暴をハーケンクロイツ混じりで糾弾する政治宣伝を頑張ってもらいたい。3匹のクマが揃った時の破壊力は、きっとすごいはず」

なお、2匹のクマの名前の由来については、「言わせないでほしい」（藤倉主筆）とのことです。

左からカックマくん、ルックマくん、トックマくん

※半分くらい事実が書かれていますがエイプリルフール記事です。