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■勝手に記事にすると弁護士からご連絡
「スピリチュアル・マーケット」は、「癒しとスピリチュアル」をテーマに全国10都市で開催されている、スピリチュアル業者の見本市です。入場は有料で、各業者はブースで客から数百円~数千円の料金を取って、占いやヒーリング、カウンセリング、物販などを行います。たいていは、各業者が通常行っているものより短時間だったり簡易な内容だったりするので、ダイジェスト版を通用料金よりは安く提供するお試し版のようなものです。
17日、このイベントの会場に行くと「撮影禁止」という注意書きが張り出されていました。許可を得れば取材可能のようだったので、藤倉は「フリーライター」の名刺を出して撮影許可を求めましたが、とくだんどこかの雑誌で掲載する予定が決まっているわけでもなかったため、それを理由に断られました。
撮影ともなれば、会場の秩序にも関わる問題ですから、できないのは仕方ありません。ところが広報担当者とやりとりをしている中で、主催者が写真撮影だけではなく「記事」についても厳しく統制していることがわかりました。
広報「我々は掲載する雑誌を厳しく選んでいますので。もちろん、個人として楽しんでいただく分には自由です」
藤倉「個人として楽しむのが自由なら、その個人がそれをどこで書こうが自由でしょう」
広報「個人として入場された場合でも、雑誌などで記事にされる場合は、事前にご連絡をいただくということにしています。会場で聞いた話などを雑誌に勝手に載せることがあれば、こちらから弁護士を通じてご連絡が行くことになります」
藤倉「こうして公然と開催しているイベントの中身について、将来にわたってまで、自由に文章にすることを許さないというのは、不当な主張だということはわかります?」
広報「わかりますが、メディアの方には、東洋経済さんなども、スピリチュアルを産業として育てていくという趣旨をご理解いただいて掲載していただいています」
写真撮影どころか、文章にする際にも許可がいる上に、「スピリチュアル産業を育てる」という趣旨に賛同しないといけないようです。
彼らが公の場で自由に文章にすることは許さないとしているのは雑誌に関してのみで、ブログだのtwitterだので個人が書く分には自由だとのこと。ということは、雑誌に載るスピリチュアル・マーケットの記事は、原則として公正な記事ではないことになります。メディアが公正であるためには、何者からも自由であることが大前提ですが、自由に記事を載せると弁護士が出てきちゃうわけです。
ならばネット情報の方が信用できるのかというと、当然そんなことはありません。業者や“信者”が“自由に”、偏った意見や情報を書いている場合があるからです。とりえあずネットのことは置いておいて、雑誌を中心とした紙媒体の記事の信頼性について説明します。
■提灯記事の実例『週刊東洋経済』
『an・an』2010年3月3日発売号「スピリチュアルBOOK」など、女性向け情報誌などが無批判な提灯記事を書くのはもはや手の施しようがない病気です。しかし前出の広報担当者のコメントに出てきた『週刊東洋経済』となると、女性誌の提灯記事とは少々影響力が違うかもしれません。同誌に掲載された記事は、こんな内容でした。
【週刊東洋経済 2009年12月12日発売号】集まるのには理由(わけ)がある--アゴラ百景 第67回--ネットより現場! 人気のスピリチュアルの見本市
(略)
スピリチュアル・マーケット(通称スピマ)は、全国の各都市でほぼ毎週開催されている癒やしとスピリチュアルの見本市だ。占いやヒーリング、チャネリング、オーラ写真、パワーストーンなどがスピマ限定の低価格で体験できる。
(略)
出展者が多数集まるため 不良業者は淘汰される
(略)運営アドバイザーの村上浩美さんはこう解説する。
「目に見えない心のサービスだからこそ、出展者と来場者が顔を合わせ、安心と信頼の下でサービスを提供することが重要なのです。会場を壁で仕切ったり、薄暗くしたりしないのも同じ理由です」
出展者が多数集まることで、高額な料金を取るような業者が淘汰されるというメリットもある。
(略)
(フリーライター:内藤孝宏)
高額な料金を取る業者が淘汰され得るのは、飽くまでもイベント会場内での料金設定についてのみです。出店している業者が通常の活動でどのような商売をしているかは別問題です。
たとえば藤倉が訪れた17日のスピリチュアル・マーケットの出店業者の中にも、会場では20分3000円でセラピーを行っていた団体が「1日(3時間)」で2万5000円、「2日間(16時間)」で14万円といった講座のチラシを配布しているケースもありました。また別の業者は、波動測定器での測定を会場で1000円で提供していましたが、ウェブサイトを見ると30万円以上の値段で宝石を販売しており、「これを買ったら結婚できた」「病気がよくなった」などとする体験者の声を掲載していたりします。
いくらイベント会場内での価格設定が「淘汰」を経ていたとしても、そこにいる業者がまともである保証はどこにもありません。にもかかわらず週刊東洋経済の記事は、不良業者自体が淘汰されているかのような内容になっています。
『an・an』を紹介する スピリチュアル・マーケット公式サイト |
この週刊東洋経済の記事は、17日のスピリチュアル・マーケット会場で主催者が客に閲覧させており、ウェブサイトでも言及していました。もちろん『an・an』も同様であることはいうまでもありません。いずれも、事実上の主催者公認記事というわけです。
公然とイベントを開催しておきながら、写真撮影ばかりか文章でのリポートまで規制する主催者もちょっとおかしいと思いますが、それに屈したり無批判に流されてしまうメディア側の問題の方がより重大です。
取材を受ける側がどのような条件を出そうが自由です。たとえおかしな内容であろうとも、条件を出す権利はあります。その条件を受け入れるかどうかは、メディア側の責任です。このイベントに限って言えば、主催者の許可のもとで行われる取材は、その記者やメディアが、メディアとしての公正さを失わせるような取材条件を受け入れたことを意味します。
スピリチュアル・マーケットに関しては、主催者の許可を得て書かれた記事は全て、信頼するに値しません。これがどんなに権威あるメディアに掲載されたとしても、です。わかりやすくていいですね。
具体的には、主催者が記事でコメントを寄せていたり、明らかに出店業者たちが納得ずくで写っているような写真が掲載されている記事は、主催者の許可の下での取材だと考えて差し支えないと思います。これに加えて、主催者が会場で展示するなど、事実上「公認記事」として扱っているようであれば、主催者の許可を得て掲載された記事か、少なくとも主催者が喜ぶようなことしか書いていない記事でしょう。
もちろん、本紙のこの記事は、主催者に無断で勝手に書きました。どうせ雑誌じゃないし。
18 コメント:
藤倉「……不当な主張だということはわかります?」
広報「わかりますが、……」
……わかっているんだ(笑)
「スピリチュアル産業を育てる」
…統一協会のように?(苦笑)
勘弁してほしいです。
やまべとよむ さん
> ……わかっているんだ(笑)
わかっちゃいるけどやめられない、ってことなんですかね。
匿名さん(2010年10月18日11:22)
> 勘弁してほしいです。
ぼく的には、スピリチュアル産業を育てるってこと自体は構わないというか「勝手にやれば」ってだけなんですが、それは飽くまでも「世の中に害をなさない範囲でね」と。
まあ、善し悪しとはまた別に、「こういう業界にはどんなもんがあるのかな」って感じで見に行くと、それはそれで面白いイベントなんですよ、これ。安価だって言っても多くのブースは2000円とか3000円もするから、3つか4つカウンセリングみたいのやったら、平気で1万円くらい吹っ飛びますけどね。
カネないからやらなかったけど、チャネリング整体ってのは面白そうだったなあ。なんだったんだろうなあ、あれ。
以前行った時は、「ピラミッドパワーで頭がよくなるよ!」とか言ってピラミッド型の帽子を客にかぶらせてるオジサンがいた。ほかのブースで波動測定器の体験やったら、ぼくは「脳が悪い」とか言われて、大爆笑(ああ、悪いさ、悪かったな)。
このときは撮影も禁止じゃなかった気がする。友達にピラミッド帽子かぶせて写真撮って、すっげえ楽しかった。
むかしはよかったな~(遠い目)。
スピリチュアルとか信じてない人でも楽しめるイベントでした(そうか?)。
引用された記事に名前があった「株式会社明日葉」の村上浩美氏が、スピリチュアル・マーケットを運営する「株式会社北斗」を設立したのでしょうか。会社所在地が同じです。
http://sakura-hm.com/kaishanaiyo.html
http://spima.jp/about
村上氏は「こどもの心相談室」も運営しているようですが、大丈夫なのでしょうか…
「名前をどうやって売るか?」
私がウォッチングしているリトル・ペブル同宿会にとっても重要なテーマである。(食べ飽きてる方、辛抱してくだせぇ。)
発生から1ヶ月以上遅らせて重大ニュースを発表する、過去のブログの記事を修正する、マスコミを呼んでメンバーの思うままに取材させる、裁判で負けたり警察沙汰の噂が出てきたらおとなしくする・・・・・・グループ設立当初から自分の都合に会わせて、自分の考えで世間を染めるために情報を流すのは彼らの信仰を守る重要な仕事である。
今までやったPR活動が、リトル・ペブル同宿会というグループに役立ったとメンバーは喜ぶところがあるようだが、私は縁を切った実の両親や付いて行けない人々をホッタラカシにした報いがどんな形で彼らにぶちあたるのか・・・・・・それが心配である。
日刊カルト新聞さま。始めてコメントをさせていただきます。実はちょっと前に新宿ネイキッド・ロフトで行われた
「オウム真理教イベント」の際、同じ会場におりました
者です。元悪徳占い師、占いライターで現在は真人間に
戻り、占い叩きをしている下ユル子と申します。
実は10月17日の東京スピマ、あっしも潜入して
おりやした。
あっしは裸の個人なので、出展者に因縁つけまくり、
喧嘩腰で口論になってしまった局面もありましたが、
それの感想をブログ記事に書きましたが、そうですか。。。
あっしも目立つ行動を取ると、スピマに目をつけられる
のやも知れませんね。。。
でもいいや!
あたしもブログだし☆
今度スピマに潜入するときは、あちきに応援できることが
あったらもう、じゃんじゃん応援&ご協力いたします。
いつでもおっしゃってください!
>ぼく的には、スピリチュアル産業を育てるってこと自体は構わないというか「勝手にやれば」ってだけなんですが、
それは飽くまでも「世の中に害をなさない範囲でね」と。
ですが、医療を受ける必要のある状況の方々が病院にいかずこういうものを利用される場合もあるようです。
根拠もないものが世の中にはびこっていいものでしょうか。
「世の中に外をなさない範囲」ではないと思うのですが
以前もこういうものはあったけど、それはなんとなく後ろめたくこっそりとやっていたと思うんです。
でも最近は女性誌等でファッション化されている。
おしゃれな雰囲気すらあることが問題だと思います。
私も一部の特殊な人(ターゲットのほとんどは独身女性かな)が利用するもので遊び感覚ならいいかと思っていたのですが
アンアンにも特集するようじゃ、江原さん人気は終わっても
潜在的にはこういうの、むしろ蔓延してるんじゃないですかね。
体験談やお客様の声という宣伝手法で法令に抵触しないようにしていると思いますが
普通そういうのってサプリメントや健康器具ですよね。
医師会や心理学会そして厚生労働省もこういう分野の実態に関心もってほしいです。
弁護士を通じてご連絡がいくことになります。
ってすごい牽制ですね。
やっていることに後ろめたさを感じているからじゃないの。
それにしても「東洋経済」の節操のなさ。あきれますね。
下ユル子 さん
> 実はちょっと前に新宿ネイキッド・ロフトで行われた
> 「オウム真理教イベント」の際、同じ会場におりました
> 実は10月17日の東京スピマ、あっしも潜入して
> おりやした。
ニアミスしまくりじゃないですか(笑)。
> でもいいや!
>
> あたしもブログだし☆
そうです。ブログならスピマさんも文句ないらしいです。
元悪徳占い師、占いライターって、すごい経歴ですね。悪徳占い師の手口とかビジネスモデルとか知りたいなあ。あと、スピリチュアル産業って占い以外にもあるけど、みんなどうやって食ってるんですかね。宝石や波動測定器売るなら儲かるだろうけど、チャネリングだのヒーリングだけじゃ、「資格発行の元締めになって、同業者(志望者)相手に儲ける」くらいじゃないと、大した儲けないんじゃないかという気もします。
スピマだって、スピコンって言ってた頃に比べると客少なくなってますよね。ただ単に「占いしまっせ」「チャネリングしまっせ」ってだけで座ってる人のブースは閑古鳥だし、以前は大行列で「1時間待ち」みたいだったオーラ写真も、ぜんぜん並んでなかったし。
メイソコ さん
> > ぼく的には、スピリチュアル産業を育てるってこと自体は
> > 構わないというか「勝手にやれば」ってだけなんですが、
> > それは飽くまでも「世の中に害をなさない範囲でね」と。
> ですが、医療を受ける必要のある状況の方々が病院にいかずこういうものを利用される場合もあるようです。
それは「世の中に害をなさない範囲」を逸脱してるんじゃないでしょうか。
> 根拠もないものが世の中にはびこっていいものでしょうか。
> 「世の中に外をなさない範囲」ではないと思うのですが
根拠のないものがはびこること自体を「害」と言うのであれば、スピリチュアル産業だけではなく伝統宗教が存在していることすら「害」であるということになります。
ぼくが言っている害は、具体的な実害のことです。お金なり労働力なり健康なりについて、被害者が存在する・被害者がいておかしくないものであるかどうか、法律を犯していないかとうか、というのがぼくの基準です。
それさえなければ、根拠のないものを信じたり、それで遊んだりする自由くらいあるだろうと思います。
もちろん、彼らに対して「それ根拠ないよ」とか言うのも自由なんで、ぼくは言いますが。
> アンアンにも特集するようじゃ、江原さん人気は終わっても
> 潜在的にはこういうの、むしろ蔓延してるんじゃないですかね。
蔓延してると思います。10年ちょっと前だったら、まだ精神世界系のマニア向け産業なイメージあったけど、いまは客の裾野が広がってそう。
> 医師会や心理学会そして厚生労働省もこういう分野の実態に関心もってほしいです。
あと消費者庁とか経済産業省とかですかね。
> 弁護士を通じてご連絡がいくことになります。
> ってすごい牽制ですね。
> やっていることに後ろめたさを感じているからじゃないの。
まあ、自分らの主張に問題があるということを広報担当者が「わかってる」って言い放ってるくらいですからね。なのに「弁護士」とか言うってのは、完全に脅し的な効果を意図した発言なんでしょう。こっちが法を犯してない限り、弁護士が出てきたって怖くもなんともないのに。
>元悪徳占い師、占いライターって、すごい経歴ですね。悪>徳占い師の手口とかビジネスモデルとか知りたいなあ。
おお!
なんと光栄な!!
もうじゃんじゃん、なんでも、スリーサイズも乳首の
色もお答えしますよ藤倉師匠!
ドトールあたりでお暇なときがありやしたらぜひ、
こちとらと絡んであげてくらはい☆
占い商売は、そうなんです。
占い師=お客
という光合成状態がみごとに完成しており、
メキシコシティにマーズ・テラフォーミング
の研究のためにこないだまであったらしい
「バイオスフィア2」
も真っ青の、閉じた生態系を作り出しています。
スピマに出展したりするネーちゃん、ニーちゃん、
おじちゃん、おばちゃんはもともとが
「何かになりたかったのに、なれなかった人たち」
で、それゆえに自分探しをして、グルを求め続けて
いるうちに、いつの間にかグルの、
「生徒という名のトンコツあご出しウマウマ汁」
になっているわけですね。
そんで、生徒としてしばし勉強したあと独立。
んで、独立したアゴだしAが、生徒の枯れ節Bから
ダシを取り、今度は独立した枯れ節Bが生徒の
鶏ガラCからダシを取り・・・。
という、人類憧れの
「永久機関」
が、なんとっ!!こんな身近なところに
成立していたとわっ!!
ということなんスが、それにご本人たちだけが
気がつかない、という、ある意味とてもハッピーな
世界でござーす☆
再びコメントです。
>それさえなければ、根拠のないものを信じたり、それで遊んだりする自由くらいあるだろうと思います。
同感!おっしゃる通りです。
精神活動の自由は優先して保障されるものですね。
しかし、私は最近こういうものが精神科や心療内科のお医者さんにかかるべき人たちの
受け皿の一部なっている気がしてならないんです。
健康な人が興味半分でやる分には目くじらたてることもないのかもしれないけれど
精神医療が必要な人にとっては大変危険、食い物にされると感じています。
波動調整とか遠隔アチューメントとか、確かめようもないことがやりたい放題になっている。
売主自身が効能効果を謳っていれば違反になりますが
お客様の声や体験談では医師法や薬事法に抵触しないと思われます。
体験したわけではないので本当には批判できないのかもしれないけれど
ブログ等では医療まがいな施術をしているようなものも多く見受けられ一時そういったブログを夜覗いては腹立って眠れなくなったほどなんです。
>あと消費者庁とか経済産業省とかですかね。
確かに!
でも行政での規制というのは上記の内心の自由や信教の自由等でなかなか難しいと思います。
やっぱり医師会あたりが関心もってほしいな~
ホメオパシーでは事件がおこってしまったので医師会も立場を明らかにしたけれど
スピ系といわれるこういった業者さんは零細で
「やや日刊カルト新聞」さんが扱うような
大きな闇権力みたいな分野(微苦笑)ほどの闇ではないかもしれないけれど、藤倉さんも指摘されてるようにスピマは宣伝で実態は高額だったりする。
アンアンで特集くまれているような状況って
ヤツパリおかしいと思う。
> 下ユル子 さん
ありがとうございます。後でメールさせていただきますね(いや、スリーサイズや乳首の色はいらんのですがw)。
メイソコ さん
> 精神活動の自由は優先して保障されるものですね。
精神活動以外についても、他人に迷惑かけない限りは自由というのが「自由」の原則ですしね。
> 健康な人が興味半分でやる分には目くじらたてることもないのかもしれないけれど
> 精神医療が必要な人にとっては大変危険、食い物にされると感じています。
そうですね。全く同感です。でも、「こころ」にかんする問題は「医療とそれ以外」の境界線を引きにくくて、ぼく自身は議論するのが難しいなあと思っています。
投薬や手術で対処できる問題であれば「スピリチュアルとか言ってないで医者に行け」でいいんですが、カウンセリングとかになると、必ずしも「医者(あるいは臨床心理士)だから解決できる」みたいな話でもなかったりしますしね。
スピリチュアルでガンが治った!なんてのを聞いても、まあ何かの偶然かデタラメか、事実だったとしても、他の人に同様の治療が通用するほど確実なものではないのは明らか。でも、心の不調は、病院の薬を飲んだりカウンセリング受けるのとは違う方法で治せてしも不思議はない。少なくとも「気分の問題」程度のものなら、「医者行くか、それともなんか気晴らしでもすっか?」みたいに複数の選択肢がありうる。
たぶん、本当に病院に行くべきレベルの不調を抱えた人が、スピリチュアルにハマっているうちに手当てが遅れるってことはあるだろうと思います。そこは確かに問題。でも、目の前の具体的なケースが、医者に行った方がいいレベルなのかどうか、第三者には判断がつきにくい場合が多々ある。もちろん、本人にも区別がつきにくい。たぶん、行政から見ても同じでしょう。
「精神活動の自由」という障壁より、この判断の難しさが、スピリチュアル産業のやっかいなところなんじゃないかなと思います。
> 波動調整とか遠隔アチューメントとか、確かめようもないことがやりたい放題になっている。
科学的根拠がないにもかかわらず、器具などを使うことで科学的根拠があるかのように思わせる商売は、詐欺罪でも特商法違反でも薬事法・医師法違反でも、何でもいいからぜんぶしょっぴきゃいいんですよね。占いだのチャネリングだのであれば、それはもうほとんど宗教として扱っていいと思うので、科学的根拠をうたわず「実証不能な世界のものです」「効果も、あるのかないのか実証されていません」ということを明示して勧誘する分には、まあいいでしょう、と。
> やっぱり医師会あたりが関心もってほしいな~
> ホメオパシーでは事件がおこってしまったので
> 医師会も立場を明らかにしたけれど
しかしあの件では、医師会だけではなく学術会議ですらも、「医療従事者がホメオパシーとか言ってるのはよくないですね」という趣旨の声明なんですよ。医療従事者ではない人による民間療法まで禁止しようとは言っていないんです。体の健康にかかわる疑似医療の問題も、心の健康にかかわるスピリチュアル産業の問題も、大半は医療現場以外の場所で医療従事者ではない人たちが起こす問題なんですよね。ホメオパシーですら、問題のきっかけとなった信奉者が助産師だったけど、ホメオパシー自体は非医療従事者の間でも広がっています。
だから、医療問題として対処するだけでは不十分で、やはり消費者問題としての対処が不可欠。
「信仰や精神活動の自由」は行政による干渉の障壁になっていそうですが、たとえば経済産業省は以前、「高島易断」を名乗って霊感商法を行っていた幸運乃光という宗教法人に業務停止命令を出しました(宗教法人に対する処分としては初めて)。信仰の自由があったとしても、人を騙したり脅したりしてカネをとる行為は許されるべきではない。この発想に立って行政がきちんと動けば、現状の法律を変えなくても、「信仰や精神活動の自由」という原則を傷つけなくても、けっこういろいろできるはずなのになあと思います。
> スピ系といわれるこういった業者さんは零細で
> 「やや日刊カルト新聞」さんが扱うような
> 大きな闇権力みたいな分野(微苦笑)ほどの闇ではない
> かもしれないけれど、藤倉さんも指摘されてるようにスピマは
> 宣伝で実態は高額だったりする。
「やや日刊カルト新聞」は、大風呂敷を広げながら実は「ニッチなサブカルニュースブログ」を目指しているので、取材さえできれば零細スピリチュアル業者のこともネタにしますよ。ぶっちゃけぼく、大きな闇権力みたいな漠然とした話、嫌いなんですよ。具体的な団体の具体的な反社会的行為や具体的被害を書いて行きたいと思ってます。
スピマを見に行ったのも、そういう意識があったからなんです。今後も、こういう類のものは取り上げて行きますよ。
> アンアンで特集くまれているような状況って
> ヤツパリおかしいと思う。
おかしいですよね。メディアの問題ってのは、「おかしな記事を載せるメディアがある」という問題に加えて、「それを面と向かって批判するメディアがない」という問題がセットになっていることがよくあります。いまは、おかしなメディアを一般市民が公然と批判できるネットというメディアが発達しているわけだから、これを有効活用しない手はありません。
an・anはおかしい。東洋経済もおかしい。
はい、みなさん、ご一緒に!(笑)
アンアンはおかしいですよ~☆
藤倉先生、ここだけのハナシ、アテクシはマガ○ンハウ○
の女性誌に何度か
「捏造占い記事」
を掲・・・、
おおっと!!
これ以上はここでは言えにゃース☆
先生のメールアドレスのほうに、詳細を
メールしておきますね☆
いや。。。
>後でメールさせていただきますね
とありましたが、よく考えたらアメーバは、
「同じアメーバ同士」
でないと、メールのやりとりが出来ない
仕組みなので、私のほうからもお送りいたします☆
私の場合、悪徳商法を批判していた側の、ある種の市民運動や生協を「ミイラ取りがミイラになった」と批判しはじめています。どうも、
環境・食の安全に関心のある層>ロハス・オーガニック・マクロビオティック・無添加・天然志向>スピリチュアル・ニューエイジ……
って流れがあるように思えて。
ギョーザ事件のときに、日生協系の生協から生活クラブに流れた消費者が少なからずいたようですが、あれだって危ないと見ていました。
> 環境・食の安全に関心のある層>ロハス・オーガニック・マクロビオティック・無添加・天然志向>スピリチュアル・ニューエイジ
発生順序にはいろいろ前後があるかもしれないけど、融合していたり重なっていたり、あるいは「結果的に同じようなことになっちゃってる」ケースがありそうな気がしますね。
こんにちわ,今回初めて書き込みさせて頂きます(*^_^*)♪
内容がとても斬新でいつも楽しみにブログ拝見させて頂いております。
相続税 計算
危ないのは 突然ですが占ってもいいですか だろー
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