2009年11月19日木曜日

児童虐待防止キャンペーンでサイエントロジー制作の映像配布

 11月は厚生労働省が定めた「児童虐待防止推進月間」だそうです。これにあわせて「人権のための国際青年団(Youth for Human Rights international)」という団体の日本支部が、『人権の物語』というタイトルの啓発DVDを作成し、教育関係者を対象に無料プレゼントキャンペーンを行っています。プレスリリースによると、このDVDには特典映像として、サイエントロジー教会が制作後援を行い日本のケーブルテレビで放映されてきた公共サービス広告が収録されています。


【Value Press! 2009年11月18日】児童虐待防止推進月間キャンペーン 新作発表「人権の物語」 先着30名様にDVD無料プレゼント

「世界中にいる若い友人たちよ。君たちこそがこれらの権利について今、そしていつも気づいていなければならない人たちです」 - コフィー・アナン

「どこかにある不正は、あらゆるところの公正に対する脅威です」 - マーティン・ルーサー・キング・ジュニア

「人権は理想的な夢ではありません」 - L.ロン ハバード

厚生労働省が制定した児童防止虐待防止推進月間(11月)に人権のための国際青年団・日本支部は、人権という言葉の由来を含む人権の歴史をCGで描写した作品「人権の物語」DVDを、先着30名に無料プレゼントするキャンペーンを開始します。

 厚生労働省の発表によると平成2年から全国の児童相談所で対応した児童虐待相談対応件数は毎年増加傾向を示し、平成20年には43,662件にのぼりました。これは過去15年間で比較すると計25倍以上の増加率にあたり、特に子どもの生命が奪われるなど凶悪な犯罪事件は後を絶ちません。

差別、暴力、いじめ、虐待といった人権の問題に対して、主に教育を通した啓発活動を行う人権のための青年団・日本支部はCGを駆使してわかりやすく描写した作品「人権の物語」DVDを教育関係者向けに、今年10月に新発表しました。このDVDにはまた特典映像としてこれまで日本のケーブルテレビ45局以上で放映されてきた30の公共サービス広告(制作後援 サイエントロジー教会)も入っています。
 
 今回このDVDを家庭や学校、地域など社会全般にわたり、本当の「人権」とは何かという関心と御理解が得られるよう、また、それぞれの立場で人権教育に御活用いただけるよう、教育関係者を対象に無料提供いたします。

御希望の方は以下の連絡先に御連絡ください。皆様からの御連絡をお待ちしております。



人権のための国際青年団 ・日本支部

アメリカロサンゼルスに本部を置く、非営利法人であり、未来を担う青少年たちが、「寛容と平和」のよき模範になれるよう、彼らに人権について教育することを目的にしています。

〒170-0005東京都豊島区南大塚 2-40-3 1階
TEL・FAX 03-3576-1745 
E-mail:info@youthforhumanrights.jp
Website: http://www.blogger.com/www.youthforhumanrights.jp

 サイエントロジーと言えば、宗教団体としての活動のほかに、別団体名で教育事業やビジネスマン研修的な活動も行っています。人権関連活動もそれらに含まれています。

 ちなみに先日は、サイエントロジーの関連団体であるヴァリアント・ユニヴァーシティが、サエントロジーの広告塔であるピアニストのシプリアン・カツァリス氏と、ホームオブハートの広告塔であるTOSHI(X JAPAN)のコラボ・コンサートを主催していました(X JAPANのTOSHIがサイエントロジーとコラボ参照)。

 TOSHIが広告塔を務める自己啓発セミナー「ホームオブハート」は、児童虐待問題や消費者被害問題でいまだに批判され訴訟を多数抱えている団体です。04年には、TOSHIの音楽事務所であるトシオフィスからも子どもが保護されています。しかもTOSHIは、そのことについて全く反省せず、児童相談所が「不適切な養育環境にあった」と判断している事実があるにもかかわらず「虐待はなかった」「デッチアゲ」などという言葉で、被害者たちがウソをついているとしてコンサートで誹謗中傷を行っています。上記のカツァリス氏とのコンサートでも同様でした。

 サイエントロジーは、児童虐待集団の広告塔と一緒になってコンサートを開く一方で、「人権のための国際青年団」の児童虐待防止キャンペーンにも関わっているわけです。カルト問題云々を抜きにしたとしても、欺瞞的ではないでしょうか。

1 コメント:

tambo さんのコメント...

国際青年団という団体自体が、そういうところと親和性があるようですね。
HPを見ましたが、なにも具体的に書かれていなくて。
雰囲気だけというか、
繰り返し流れる映像と英語が、不安をあおられるようで。
リンクには、サイエントロジーや、その他の団体(会社)があがっていますね。