2010年6月14日月曜日

『幸せアンケート』から『開運講演会』へ、霊感商法の手口

6月12日午後、東京都新宿区の新宿駅西口に於いて統一協会(統一教会)の婦人部ビデオセンター【東京家庭アカデミー(東京都新宿区西新宿7-12-4中啓ビル5階)】の偽装勧誘が行われていた。

20代後半と思しき女性勧誘員が手にしているのは、このアンケート用紙。

『幸せアンケート』との題で「生きがい」「運勢」「死後の世界」「使命」などの惹句が確認できる。

勧誘員が手にしていたファイルの中に教祖文鮮明の自叙伝のパンフレットがあることを確認し指摘すると、勧誘員は渋々統一協会の信者であることを認めた。
しかしながら、勧誘対象者を統一協会信者にする目的については頑なに否定し「開運講演会にお誘いするだけです」と答えた。
アンケートと声を掛けておきながら開運講演会に誘うこと自体、相手を騙していることになると思うのだが、その矛盾にすら気付く様子は微塵もない。
開運講演会に於いては、他のダミー施設と同様に先祖の因縁を強調し家系図作成やセミナー受講を勧めるのであろう。その目的は来場者を統一協会の信者にしてその人生を搾取し、霊感商法や献金などで全財産を奪うことにある。

この『開運講演会』、講師として『大越六然先生』なる人物の記載があるが、もちろん信者が成り済ましているだけである。
今月はまだ19日と23日に、この霊感商法や信者獲得に繋がる『開運講演会』が予定されており注意が必要である。
昨年の新世裁判の公判で明らかになった統一協会による組織的な『信者の生産ライン』の罠がここにもある。

【東京家庭アカデミー】は一年程前に、統一協会が新たに開設したダミー施設である。
同じ西新宿にあった婦人部ダミー施設【ピュアファミリー】が移転し名称を変えたものと推測される。

この女性勧誘員、記者は7~8年前から渋谷・新宿・池袋に於いて何度も見掛けている。
当時は青年部ビデオセンターに所属しており、通行人に「手相の勉強をしています」と声を掛けていた。
記者に勧誘阻止をされ、池袋の路地裏にしゃがみこんで泣いていた姿が印象的な信者だった。
そのころよりは態度もふてぶてしくなり、マインドコントロールの深化が見て取れる。


新宿では、荻窪にある婦人部ダミー施設【ファイン杉並】の勧誘員も出没している。

こちらは「お顔に気になる相が・・・」「最近御家族や身内に変わったことはありませんでしたか?」と占い師を騙るのが手口である。

5 コメント:

匿名 さんのコメント...

これに似たような貼り紙を、地域の掲示板で見ることがあります。「家庭」や「占い」がキーワードなのですね。

匿名 さんのコメント...

統一協会が昔からやっている事です。まったく関係ない講演内容を知らせ、入ってから「本題」に入るのですね。
イカサマセミナーで誘って山奥連れてくのと同じですね。

最初に「占い」「オカルト」に興味があるか、ないか、を探り出し、興味有りと解れば、あの手この手で洗脳セミナーに勧誘してきます。

「幸福の科学」の連中は、あんな団体と自分等を一緒にするな。とか言いそうだけど、信じていない者らか見れば同じだという事が理解出来ないのですね。

匿名 さんのコメント...

幸福の科学も、ダミーサークルや団体を作って活動している、と、学生会員(信者)から直接聞きました。
統一協会と変わりないじゃないか、と思いました。

匿名 さんのコメント...

サークル名は「大川隆法著作研究会」だけでした。
これではダミーとは言い難いですね。
ちょっと聞きかじっただけで、幸福の科学の方には失礼なコメントをしてしまいました。申し訳ありません。

藤倉善郎 さんのコメント...

 これもダミーサークルとは言えないかもしれませんが、最近は「ハッピーサイエンス(幸福の科学の英語名)」の名で活動する学生サークルもありますね。

 ただ、ぼくが今年取材した大学では「幸福の科学は、施設使用の申請などでも正直に正体を明かして申請してくる」ということで、彼らの学内活動を特に問題視しているということはありませんでした。