2010年9月13日月曜日

コーラン焼却イベント。ジョーンズ牧師は断念したものの、他の牧師が実行

先月お伝えした、9.11のコーラン焼却イベントの計画ですが、その後日本のマスコミでも盛んに報道されるようになり、顛末を既にご存じの方もいらっしゃると思います。
【NHK 2010年9月13日】米 コーラン燃やすなど相次ぐ
アメリカでは、同時多発テロ事件から9年を迎えた11日、イスラム教の聖典、コーランを燃やす計画をいったんは打ちだしていたフロリダ州のキリスト教団体の牧師は結局、計画を撤回したものの、今度は別の牧師や市民による、コーランを燃やしたり破ったりする行為が相次ぎました。
これだけ話題になれば、便乗犯が出てくることを止めることは出来なかったのはやむをえないかもしれません。ただ、騒動の発端ともいえるジョーンズ牧師の行動が食い止められ、極右武装民兵団の活躍の場がなくなったのは、幸いなことでした。

ジョーンズ牧師に対しては米国内からも相当な批判があったようで「教会周辺に地元住民ら数百人が集まり、ジョーンズ牧師への批判を口々に叫ぶ」などという事が起きました。米国メディアも「敵はテロリストではなく、国内の愚か者」と伝えるなど、牧師の思惑とは裏腹に、彼の行為は支持を集めることは出来なかったようです。
実は、それもそのはず。このジョーンズ牧師、どうやら普通の牧師とはひと味違う人物のようでして
【毎日新聞 2010年9月11日】コーラン焼却騒動の牧師 悪霊唱え体罰、独追われ米へ
妻シルビアさんと自分を「神に指名された者」と称し、「暴君ネロの母に建設された地獄の都市」ケルンの救済を説いた。

「悪霊」が存在するとの独自の論を展開し、異論を唱える者を「神の敵」と攻撃した。同性愛者やイスラム教徒を糾弾し、子供を棒で打つ体罰も説いた。

精神的に追い詰められ、入院する信者もいた。信者に寄付をしつこく強要したこともあったという。教会資金を不正使用した疑いが強まり、ジョーンズ牧師は07年末、教会を追われた。
ここまでくると”カルト”と言って差し支えないでしょう。「敵はテロリストではなく、国内の愚か者」と言いたくなる気持ちも分かろうというものです。

<追記>
 【読売新聞】アフガンでコーラン焼却抗議デモ、2人死亡
 【朝日新聞】カシミールで衝突、14人死亡 コーラン焼却きっかけ

以上。国内で放送されているだけでも16人がコーラン焼却をきっかけに死亡した事になります。

5 コメント:

匿名 さんのコメント...

ジョーンズ牧師が悪霊&神の敵なのでは?と思ってしまいます。

我楽者 さんのコメント...

あぁ、矢張りカルトの人でしたか、この牧師。
まぁ、大方の人はそう感じていたのではないかと思いますが。

それはそれとして、明日の記事にも期待しています。

我楽者

オホーツク海岸の論客 さんのコメント...

誰がやっちゃったとしても、まずいよな。

移民が作った国、アメリカ合衆国で宗教が争いの種になってしまった事になる。国家の土台にひびが入ってしまった訳だ。

ジョ-ンズ牧師はもちろん、コーランを本当に焼いた・破った方々もよく考えて欲しいな。

せい さんのコメント...

カルトというか、キリスト教ファンダメンタリストの極右系の牧師でしょうね。
もともとアメリカは聖書絶対主義のファンダメンタリストが多くて、政治的にもそれなりに力を持ってますから、正直、一部とか軽く見ることができないと思います。あちらでの進化論教育の問題を見れば、ジョーンズ牧師は潜在的多数の一人にすぎないことがわかります。

本当は一部の便乗犯とか模倣犯といったレベルではなく、元々潜在的に他宗教や科学を拒否する下地があるという、アメリカの深刻な問題が浮き彫りになってしまったと思います。

まあ、もちついて聖書嫁 さんのコメント...

ファンダメンタリストって、肩書のわりに聖書なんか一度も自分で読んだことがないんでしょうなあ。