2010年12月1日水曜日

12月3日、統一協会系団体が3000人規模のデモを計画

全国拉致監禁・強制改宗被害者の会
 統一協会(統一教会)の関連団体が、12月3日に東京・日比谷で大規模な集会と国会請願デモ<「守れ!日本の人権と信教の自由」決起集会>を行います。統一教会信者に対する「拉致監禁」「強制改宗」に反対する統一協会関連イベントです。

■主催者は統一協会関連団体

 集会を主催するのは、「全国拉致監禁・強制改宗被害者の会」で、代表者は、自らが拉致監禁の被害者だと主張する世界基督教統一神霊協会(統一協会、統一教会)信者の後藤徹氏です。後藤氏は、家族から12年5ヶ月の間監禁されたとして主張して2008年に刑事告訴。2010年6月、不起訴処分を不服として検察審査会に不服申立を行いましたが、検察審査会は「不起訴相当」の決議を行いました(本紙<検察審査会は後藤事件に『不起訴相当』の判断>)。この間もその後も、後藤氏は「拉致監禁問題」を主張し続け、アピール活動を展開してきています。

 本紙エイト記者に対して後藤氏は、会の性格についてこう語っています。

「(当会は)任意団体であり、統一教会の全面的バックアップや協力は受けているが下部組織ではない。活動資金は統一教会信者からの支援金で運営しており、会員は全員統一教会の信者です」(後藤氏)

 完全な関連団体です。

集会を告知する統一協会足立教会の週報
 ■後援団体も全て統一協会系

 統一協会も、近年しきりに「拉致監禁問題」をアピールしており、カルト問題や宗教に関する海外での会議などにおいて統一協会関係者が発言をしている話を聞きます。有田芳生参議院議員のサイト『酔醒漫録』によると、統一協会がこの問題に力を入れているのは<文鮮明教祖の4男の国進氏が「取り組みが弱い」と激怒したからと信者のなかでは言われている>そうです。

 集会は、「世界基督教統一神霊協会」のほか「拉致監禁・強制改宗被害者を支援する有識者の会」「国際宗教自由連合(ICRF)日本委員会」が後援。このうち「有識者の会」は昨年夏頃に結成された会で、統一協会系出版物にも登場する京都大学名誉教授の渡辺久義氏らが名を連ねています。ICRFも統一協会系団体。要するに、後援陣も完全に統一協会系です。

 統一協会足立教会の週報でも今回のイベントが信者に対して告知されていることから、集会の参加者にも統一協会信者が動員されるものと思われます。ちなみに足立教会からは100人動員みたいです。

■本紙の当日取材を拒否

 集会は3日午前11時に開会し、12時過ぎから日比谷公園周辺でデモ行進。その際、国会議員に対して請願を行う予定と見られています。本紙エイト記者に対して後藤代表が語ったところによると、集会参加者は3000人を予定しているとのこと。しかし参加できるのは事前に賛同を表明した人だけで、一般人の飛び入り参加は不可だそうです。

 後藤氏は、大手マスコミにFAXで取材案内を送っているとしていますが、本紙に対しては「かんべんしてください」と集会の当日取材を拒否しました。

■請願を受け取る国会議員は誰だ?

 前出の有田芳生参議院議員はサイト内で、こう書いています。

<(このデモの国会請願を)民主党も自民党も請願を引き受けてくれるものはいない(11月24日現在)。請願を引き受ければ日比谷から国会までデモが行われたとき、道路に面した議員面会所でデモが通過するのをずっと見守っていなければならない。(略)そこでいま(主催者が)働きかけを行っているのが国民新党所属の国会議員である>


大丈夫かな~
  国民新党と言えば、7月の参院選の際、選挙期間の真っ最中に代表がワールドメイトと慣れ合っていた、あの党ですね(本紙<国民新党・亀井代表、ワールドメイト教祖との共演で選挙活動?>)。国民新党の所属議員に対して統一協会側からのはたらきかけは本当に行われているのか、仮に行われていないとしても、もし行われたらどう対応するのか。

「そのような事実はありません。仮定のお話にはお答えできません」(党本部の広報担当者)

 一方の後藤氏は、当時の国会請願を受ける議員について明言は避け、「当日のお楽しみと言うことで」とのこと。はたして請願を受け取る国会議員は誰なのか。誰も受け取ってくれずに、請願なしのデモになる可能性もなくはありません。いろんな意味で楽しみです。

 ちなみに、公道は誰もが自由に行き来できる完全な公共スペースです。日比谷野音での集会は別として、公道でのデモや国会前での請願の様子は本来、誰でも見物したり取材したりできます。興味のある方はぜひ。

8 コメント:

匿名 さんのコメント...

有田さんが新しい記事をブログにアップしていて
そのなかで統一教会の内部文書を公開してますね。
http://saeaki.blog.ocn.ne.jp/arita/2010/12/post_f01f.html
以下抜粋

「全国一斉の拉致監禁反対デモ行進は、国進様をはじめとして
本部が非常に意識しておられる内容です。統一教会が日本国民から
市民権を得られる唯一の運動であります。 今回は東京を中心として、
全国21000名が参加することになります。しかも、東京では
国会議事堂前を通って、直接政府に訴える重要なデモ行進です。
この事が契機となって国会に取り上げられれば、TFの入国の道が
開かれます。 このデモ行進に全食口参加して私たちの手でTFの入国を実現し、
氏族メシヤ伝道の道を開きましょう」

「今まではマスコミから攻撃を受けてばかりの立場でしたが、
今後は、こちらから情報を発信する立場に変えていかなければなりません」


食口にしか通用しない幻想ですね。
情報を発信することを願っているそうなので、やや日刊カルト新聞様の取材も期待されているということでしょうかねw
公道での取材、国会前での議員を含めた取材、大いに期待しています(^^)

匿名 さんのコメント...

なんで仲良しの自民党町村派が受け取らないのかな…

匿名 さんのコメント...

各地方でも
 ↓
◆日時:2010年12月3日(金)
午後2時~集会、3時~3時40までがデモ行進になります。
◆集会場所:船橋駅北口、天沼弁天池公園
参照:
『12月3日全国一斉同日デモのご案内』
聖恩感謝申し上げます。
天の願いを果たすため、精誠の日々を重ねておられる皆様に心から敬意と感謝を申し上げます。
拉致監禁反対抗議デモは今年、全国で50回おこなわれ1000名以上が参加してくださいました。
その土台の上に、「全国 拉致監禁・強制改宗被害者の会」では、この一年の情宣活動のハイライトとして全国で合計21000人の抗議デモを予定しています。
会員各位におかれましても積極的にデモに参加してくださいますようにご案内申しあげます。
日時:2010年12月3日(金)
動員目標:21000名(全国)
場所:東京-日比谷野外音楽堂⇒国会議事堂前(3200人)  
全国-各都道府県 県庁所在地
名称:「守れ!日本の人権と信教の自由-世界が激怒する犯罪・拉致監禁を許すな!」
目的:
①現在も監禁中の被害者救出の訴え
②後藤さん事件不起訴に関する抗議
③被害者による公的機関への請願
④国民的認知の獲得

psw_yokohama さんのコメント...

霊感商法で多数の信者が逮捕されていますから、自民党議員も統一教会を避けるようになったのでしょうね。
国民新党は、カルトの支援を必要とするほど苦境に陥っているということでしょうか。

匿名 さんのコメント...

さすがにこのネット情報化時代に反社会性の強いUCなんかと
関わりをもつメリットがないからね
UCの御用聞き質問を国会でしたA元議員は
10万票を期待してやったけどものの見事に落選したしww

匿名 さんのコメント...

反社会性団体を撲滅したいなら、ヤクザをターゲットにしてください、エイト!! そのほうが社会の為に役立つと思うのですが。

TY さんのコメント...

以前後藤さんの拉致監禁、強制改宗のビラ(両面カラーの一枚ものだったと思います)が
投函されており、後で読もうと思っていたところ一人暮らしの借家から消えていました。
一体何が起こったのでしょうか?心当たりはありますがとても気持ち悪いです。
大手マスコミに取材を申し込んでいるそうですが、あまり知識の無い私としては、そちら
も知りたいと思いました。後日の大手マスコミの記事等で判断できるでしょうか。

匿名 さんのコメント...

なんかこう、みっともない集会だよね。