統一協会機関誌に、教祖夫妻が“日韓中芸能人チーム親善試合を企画”との記載

統一協会（統一教会）の機関誌“TODAY'S WORLD JAPAN”の 2011年10月1日発行号に本紙既報のONE KOREA CUP サッカー大会に関する記事が掲載されていることが判った。記事には文鮮明教祖が大会の創設者であること、そして日本の芸能人チーム“ザ・ミイラ”が参加した芸能人サッカーチームの親善試合も文鮮明教祖と韓鶴子教祖夫人が企画したものであると記載されている。更に大会の背後に、宋榮渉総会長や松濤本部局長及び各地区の責任者の存在があったことも記されている。

【TODAY'S WORLD JAPAN 2011年10月1日発行号】　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

 ONE KOREA CUP サッカー大会
会場を満たした「ワンコリア」の歓声　（抜粋）

・今回もこのような観点で真の父母様は『ソロカバ』球団のオーナーを通じて、在日韓国人チームと在日朝鮮人チームの試合を提案されました。それに先立ち、日韓中三か国の芸能人サッカーチームの親善試合も企画。

・試合は、文國進様の「今大会の創設者であり、真父母様であられる文鮮明総裁によって、この大会が行われるようになったことを感謝します」との開会宣言と始球式によって始まりました。

・芸能人チームは、（中略）　結果は日本人チーム「ザ・ミイラ」が二勝して一位、（後略）

・今大会の勝利の背後には、宋榮渉・全国家庭総連合会総会長と金興泰大会委員長の苦労、そして本部局長と地区責任者やサッカーを愛するかたがたの熱い支援がありました。

・前日五日の晩餐会で國進様が語られたように、再臨のメシア、真の父母様の教えである「真の愛」で南北が平和でつながるようにとの願いが、観衆と選手たちの流れる汗と一つになって和合した貴い大会となりました。

ザ・ミイラのメンバーで俳優の宮下直紀のブログには、大会前日の”レセプションパーティ”で統一協会関連飲料“メッコール”を手に乾杯するザ・ミイラのメンバーの写真が掲載されていた。（現在は削除されている）

 　本紙は今月21日に大会を後援した兵庫県サッカー協会と大会に参加したザ・ミイラ側に質問状をFAX送信した。兵庫県サッカー協会からは翌朝一番に記者の携帯へ電話があり状況の説明があった。ザ・ミイラ側からは未だ直接本紙へのリアクションはない。

今回、カルト団体自体が機関誌での松濤本部と教祖自身による大会への関与を明らかにしたことで改めて、ザ・ミイラのメンバーはファンや支援者に対し説明する義務が生じている。カルトに狙われる芸能人と芸能人を利用するカルト、再発防止のためにもザ・ミイラからの公式な見解の発表が待たれる。