「関係ありません、社会団体です」統一教会との関係を否定した世界平和女性連合、その嘘を暴く

統一教会機関誌ﾌｧﾐﾘｰ「女性連合は統一教会に所属している団体」

本紙11月6日既報記事【福岡市外郭団体主催の国際フェスタに統一教会系婦人組織が出展】の続報。

地球市民どんたく2013の会場で世界平和女性連合（WFWP）のブースにいた女性職員が統一教会とWFWPとの関係を否定した。曰く「関係ありません！社会団体です」

本紙は、その嘘を暴く証拠を入手した。

呆れた嘘を吐き続ける統一教会所属団体の問題もさることながら、事前に情報を入手しながら結果として統一教会所属団体をフェスタに参加・出展させた福岡市側の責任は重い。

その過程を見ると、何やら行政とカルト所属団体との癒着の構図も見えてきた。


国際交流フェスタどんたく2013の会場に於いて、この問題を追及する福岡在住の評論家で教育正常化推進ネットワークの近藤将勝氏が、世界平和女性連合ブースのWFWP女性職員に統一教会との関係を尋ねたところ、返答は

「関係ありません、社会団体です」

 だった。

そのやり取りの模様がYOU TUBEにUPされている。世界平和女性連合(統一教会)と討論＠アクロス福岡




このWFWPの女性職員の弁明は真っ赤な嘘である。その証拠の一つを提示する（本記事冒頭画像）。

本紙は統一教会の機関誌である『ファミリー』1992年11月号 を入手した。その82頁に「真のお母様の名代」という124家庭の金明大なる人物が女性連合の集会で語った内容が掲載されている。

そこには「韓日一体化の女性連合と言う団体は別の任意団体ではなく、統一教会に所属している団体であるということをはっきり頭に入れてほしい思います」との記載がある。

これでも世界平和女性連合の職員は 「関係ありません！社会団体です」と言うのであろうか？

早速、フェスタに出展していた世界平和女性連合福岡連合会に電話して統一教会との関係について問い質した。

電話口の女性は、統一教会信者であることを否定した上でやはり「関係ありません。社会団体です」と答えた。ファミリーに掲載された「女性連合と言う団体は別の任意団体ではなく、統一教会に所属している団体である」の文言についても訊いてみたが「判りません」と言うのみだった。



今回の一件、世界平和女性連合の欺瞞体質の体質の発覚もさることながら、福岡国際交流協会の対応にも大いに疑問が残った。

本紙や近藤氏だけでなく、霊感商法対策弁護士連絡会の弁護士も事前に福岡国際交流協会の担当者に連絡を取っており、WFWPが統一教会関連団体であることの証拠となる資料等を提供することになっていたそうなのだが、既報記事にあるように「地球市民どんたく2013」実行委員会はそれら資料が提供される前に実行委員会代表者会議を開き早々にWFWPの参加を認めてしまった。

霊感商法や違法勧誘等で社会問題を起こし続けている反社会的団体の関連団体に対して、簡単なヒアリングのみしか行わず、当該団体にとって不利な証拠となる資料を敢えて採用しないまま「本件の取り扱いを検討」し、参加を容認してしまった実行委員会代表者会議。
資料を受け取ってしまうとそれが「明確な根拠」となりWFWPと統一教会の関連が証明されてしまうことになる。そして必然的にWFWPの参加取消しをせざるを得なくなったであろう。そうなっては困る事情が行政側にはあったということか。


前回記事に掲載した「地球市民どんたく2013」実行委員会の回答にはこうある。

 「地球市民どんたく」は、これまでに築きあげてきた参加団体間の信頼関係を基礎に運営しており、明確な根拠がない中で参加取消等を行うことは、今年度今年度だけでなく今後の運営にも重大な影響を及ぼす


実行委員会及び福岡市の外郭団体である福岡交流協会は市民との信頼関係ではなく、カルト教団の所属団体との信頼関係を優先したという格好だ。