■宗教学者への言いがかり
今年5月9日から10日にかけて、宗教学者・塚田穂高氏(国学院大学)がTwitter上で、5月9日に東京・世田谷区の千歳烏山で行われた住民デモの様子を写真とともにリポート。デモ隊がひかりの輪本部に抗議文を届けた際に、教団関係者が対応に出なかったことについて塚田氏は「上祐史浩・広末晃敏らは、住民の抗議声明文も受け取らず完全無視」と記載しました。
これに対して5月29日、ひかりの輪広報を名乗る宗形真紀子氏がTwitter上で、「完全無視」は事実と異なるとして訂正を要求。また宗形氏は、塚田氏がTwitter掲載した写真のうち、「名前を変えてもオウムはオウム」などと書かれた横断幕を掲げるマンションの写真について、上祐氏らが入居するマンションの写真である事実を自ら示した上で、写真掲載にはマンションの管理組合の許可が必要であるなどと抗議しました。
ここに、しょっぱなから本紙・藤倉善郎総裁が横やりを入れる形で参戦。写真は、公道から見える範囲のもので、住民のプライバシーに関わるものは写っておらず、マスコミも取材に訪れる公道に向けて横断幕を掲げているのは「見てくれ」という意思表示であるとして、掲載に事前許可など必要ないと主張しました。
また、藤倉総裁は5月9日にデモを行った千歳烏山の「オウム対策住民協議会」に取材。デモから1カ月近くたった6月上旬時点でも、ひかりの輪が抗議文への回答を行っていない事実を指摘し、「これは見事な完全無視ですね」としました。
一方、ひかりの輪は「ひかりの輪広報」名のアカウントも参戦して宗形氏を擁護。塚田氏・藤倉総裁らに対して、Twitterに投稿する前に連絡をなどと事前検閲の要求とも取れる申し出を行った上、写真について「マンション住民が問題だと言っている」「マンションが特定されてしまう」という旨の主張をして、改めて抗議しました。
しかし藤倉総裁が、ひかりの輪自身が公式サイト上で本部が入居するマンションの住所やマンション名まで掲載している事実を指摘。マンションが特定されるのは塚田氏の写真のせいではないとしました。さらに、写真掲載時に塚田氏は「ひかりの輪が入居するマンション」などとは一切書いていなかったのに、その事実を前世界に向けて暴露したのは宗形氏自身であることも指摘しました。
塚田氏の写真に「マンションが特定される」と抗議しておきながら、自ら住所とマンション名を掲載していた、ひかりの輪の公式サイト
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最終的に、塚田氏と藤倉総裁は、「マンションの住民から申し入れがあれば真摯に対応する」「ひかりの輪からの申し入れは受け入れないし、ひかりの輪に住民との仲介を依頼することもない」との趣旨を表明し、ひかりの輪広報を黙らせました。
以上のやりとりは全て、togetterまとめ「ひかりの輪が宗教学者にからむ」で確認できます。
■個人ブログのコメント投稿に対して差別発言
ちょうどこの騒動のさなかの6月3日、オウムウォッチャーのブログ「from; out of」に、ひかりの輪スタッフを名乗るさくらね氏がコメントを投稿。そこには、こんな一文がありました。
〈オウム事件後の2004年、アーレフが分裂し、ひかりの輪がはじまる前、上祐氏から、「総括しろー!」「総括しろー!」と怒鳴られて怖かった。イスや机が飛んで来た。はじめは本気で麻原を否定する上祐の話に耳を疑った。それでも、死ぬ気で総括しようと思った。〉(「from; out of」のコメント欄より)
これに対して、ひかりの輪広報は6月5日、「from; out of」の運営者・あかね氏に対して、さくらねこ氏のコメントを削除するよう要請します。「総括作業の開始は2008年だった」というのが理由ですが、さくらねこ氏自身がうつ病を患っていると記載していたことから、ひかりの輪はそれを理由に、コメントの内容について「信頼性がない」などとしました。
ここに、またもや藤倉総裁が参戦。あかね氏に向けてひかりの輪への対応をアドバイスした発言の中で、こう指摘しました。
〈末筆ながら、精神疾患を抱える人に対する差別的な発言を公の場で行ったことについて、ひかりの輪広報の謝罪を要求します。精神疾患を抱える全ての人に謝れボケカスカルト。以上〉(藤倉総裁のTwitter)
これに対して、ひかりの輪広報は、こう反論しました。
〈うつ病等の症状として、記憶障害、過剰な不安・恐怖、自責感があることは、医学的に通説と考えます(参考文献http://qq5qq.info/lHfI )〉(ひかりの輪広報Twitter)
藤倉総裁は、この発言を「さらに輪をかけて差別的」と非難しました。
〈「うつ病で記憶障害が出る場合もある」という事実は、「うつ病の人は必ず記憶障害が伴い、その発言のすべては間違い」という事実ではない。「記憶障害が出ているのか不明な特定のうつ病患者の発言を記憶障害の産物だと決めつける根拠」にもならない。〉(藤倉総裁のTwitter)
ひかりの輪広報は藤倉総裁に対して、「記憶障害は原因であって、削除を求めた理由ではない。その違いを区別しろ」という旨の返信をしましたが、すぐに削除してしまいました。この削除された投稿の内容もウソで、実際にはひかりの輪広報は、あかね氏に向けた削除要請の文章の中で、
〈発言者が精神疾患とされていることなどから信頼性がなく、団体の誤解を招くので削除を要請します〉(ひかりの輪広報のTwitter)
と、はっきり精神疾患を削除要請の理由にしていました。
■ニューナルコ教団の逆襲?
当事者でもないのに2つの騒動に首を突っ込んだ藤倉総裁は、鼻息を荒げながらこう語ります。
「オウム真理教は、ニューナルコで信者の記憶を消していたと言われる。うつ病患者の言葉を記憶障害の産物と決めつけるひかりの輪は、“平気でウソをついたり自分が発言したことをシレっとなかったことにしているお前らこそ、ニューナルコで記憶がぶっ飛んでいるのではないか”と言われても文句は言えないだろう。ニューナルコ教団がネット上の個人の表現に圧力をかけてくる状況を、私たちは強く警戒しなければならない」(藤倉総裁)
Twitter上で問題を指摘された自らの発言について、ひかりの輪広報は一切、訂正も謝罪もしていません。塚田氏から名を名乗れと求められても、ひかりの輪広報は「特定個人ではなく団体の部署の見解」だとして、発言を行った担当者名を明かすこともしていません(ひかりの輪広報アカウントのプロフィールには「担当の広末晃敏と宗形真紀子が更新」と書かれています)。
精神疾患ではありませんが、サリン事件の被害者の間でも後遺症として記憶障害を挙げる声があります。もちろん全員ではないし、すべての記憶がなくなるわけでもありません。
しかし「うつ病で記憶障害が出る場合がある」ことを理由に「信頼性がない」とするひかりの輪の差別的な理屈に従うと、サリン事件被害者の証言にも信頼性がないことになってしまいます。こんな無神経な「団体の部署の見解」を振りかざすひかりの輪。こんなことで、本当に「オウム事件を総括した」と言えるのでしょうか。
この騒動の真っ最中だった6月3日、ひかりの輪は、団体規制法にもとづく観察処分の更新を不当だとして、処分の取り消しを求める訴訟を東京地裁で起こしました。ネット上でのクレーマーっぷりも、社会に対するニューナルコ教団の反転攻勢の一環なのかもしれません。
※ニューナルコ:オウム真理教が行っていた「ニューナルコのイニシエーション」。薬物と電気ショックによって記憶を消していたと言われており、実際に記憶が消えたと証言する元信者もいる。もちろん、オウム真理教の全ての信者がニューナルコを受けたわけではありません。元信者や残党信者だからというだけで、その人の言葉を記憶障害呼ばわりするのは差別です。よい子は真似しないように。
14 コメント:
ひかりの輪は嘘吐きだ、とひかりの輪が言った。
藤倉は正直だ、と藤倉が言った。
>本気で麻原を否定する上祐の話
なんだ上祐は本当に麻原否定してんじゃん
これ、ひかりの輪はデモを完全無視したわけではなくて、
デモの数日前に、ひかりの輪の広末氏が協議会の会長と電話で話し合い、当日は団体側は行事や外部の仕事等で留守のため「抗議文」を、ポストに入れていってもらうように打ち合わせして、双方で合意していたらしいね。
路上を封鎖した短時間での、スピーカーを使っての騒然としたやりとりでは話し合いにならないということで、上祐や広末が、日程を調整の上、話し合いの機会を設けてほしいと繰り返し要請したにも関わらず、無視または拒否されているのだそうだ。
ミキプルーン
上祐に相手にしてもらえないからって、女性スタッフいじめんなよw
しかもこの程度かよ藤倉w
「我々は、あの巨額詐欺事件を忘れないぞ」
「名前を変えても、法の華は法の華」
「親を泣かせるな!脱会して家に帰ろう」
福永法源が元気に講演会を(再度)行うようです。
出家者の行方不明疑惑問題も出てきています。
このまま、何事も無かったかのごとく、歴史を繰り返しそうな気がします。
アレフや光の輪も同じ気がします。
http://7billion-journal.com/
↑福永法源講演会(アゲイン)
この記事とは関係ありませんが・・・
あの~、これは統一協会がシックをつかって集金して資金投入してきたトンネルですか?
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=shm&sid1=102&oid=421&aid=0001473471
ぺらっぺらのアルミみたいな素材でつくっているようですけど。
↑なんだ、違ったみたい。
失礼しました。
2分で分かることなら確認してから書けよクズ
from out ofのアカウント主のあかね氏(しるねこ氏=さくらねこ氏)ですが、彼女には虚言癖があります(解離症状とは異なります。病気を利用しています)。
サワキさんと会った事があるのに「会った事なんてない」と主張し、その主張が解離症状なのか、虚言なのか、不審に思ったササワキさんを《つきまとい》扱いして、ブログやツイッターで吠えてましたよね。
嘘がバレるとヤバイからと、あかね氏が大騒ぎしていて驚きました。
所詮、騒いだ者勝ちなんでしょうか。
そういった経緯などがありますので、あかね氏の主張ははなし1/10程度で読み流す位にした方が無難かと思われます。
この上のヒステリックで差別的な投稿や、悪質なリンク、その他 藤倉さん等を中傷するコメントの数々。ひかりの輪の攻撃性、欺瞞・独善性など本当に恐ろしいばかりです。人間の魂は、心は、ここまで荒廃するものなのか…。
このような団体が未だに存在し、信者達がそこで他者を苦しめながら独善に酔い、被害者意識を振りかざし自分の好きな事だけをして、のんきに暮らしているというのはまさに噴飯ものです。カルトでは信者の心も破壊されてるので、この人達は自分達がどんな酷い事をしているかもわかっていない。でもその無知で自己中心的である事を理由に罪が免責されることはありません。カルトは社会に存在してはならないもので、上の数々のひどいコメントを見るだけでもそれがわかろうというものです。
>2015年6月15日 18:11
,ミキプルーンはこの記事に関係ありますか?
関係ないコメントよりオウム真理教より正しい教え 法華経を信じ南無妙法蓮華経と唱えましょう
>2015年6月15日 9:11
普段から正直な人が自分を正直というのは何もおかしくないです。言葉を使う藤倉さんなら尚更です。
法華経を信じ南無妙法蓮華経と唱えてください
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