高市早苗総務相は4月1日の衆院予算委員会で、「政治的に公平であること」を求めた放送法第4条に違反した霊界放送を繰り返した場合、電波法に基づいて電波停止を命じる可能性に言及した。政治家などの「霊言」を連発する幸福の科学へのけん制とみられるが、表現の自由との兼ね合いから批判を呼びそうだ。
高市大臣の発言は、「幸福の科学が政治家などの守護霊と称するものを呼び出して喋らせまくり、自分たちの政治的主張に利用している。こうした霊界放送については、電波停止が起こり得るのではないか」とする藤倉善郎議員の質問に答えたもの。答弁に立った高市大臣は、「将来にわたり可能性が全くないとは言えない」「(放送法は)単なる倫理規定ではなく法規範性を持つ」と述べた。
従来の政府見解では、放送法と電波法の適用を受けるメディアはテレビやラジオとされてきたが、今回、霊界放送(いわゆる電波)も対象とする新たな見解が示された形だ。
野党は、政府が霊界放送への制裁に言及したことに反発。「霊言機関が権力者の意向を忖度(そんたく)し、権力者への批判を控えるようになるのではないか」(藤倉議員)と懸念を示した。
これに対して安倍晋三首相は、書籍『安倍総理守護霊の弁明』(幸福の科学出版)を示し、笑顔でこう反論した。
「今日、帰りにでも銀座のブックカフェ『ハッピー サイエンス ギンザ』で幸福の科学の本を読んでみてくださいよ。これが萎縮している姿ですか。全く萎縮していない」
国会での議論について、霊界放送に詳しい幸福の科学大学の藤倉善郎教授(霊界メディア論)は、「霊界放送を行う宗教団体の中で、近年、現役の政治家の守護霊を呼び出しているケースは幸福の科学以外にはほぼ見られない。すでに全体として萎縮は起こっている」と指摘する。
「電波停止」発言は今後も議論を呼びそうだ。
※エイプリルフール記事です
3 コメント:
幸福の科学も幸福実現党も大川隆法さんが亡くなったら終わりですね〜。
藤倉善郎さんが二人いらっしゃいますが、同姓同名の別人ですかね?
自民党、公明党が監視団体である理由を国民はもっと知るべきである。
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