明日10月6日“やや日”が幸福の科学前で第2回抗議活動へ＝教団による香港デマ問題で

明日10月6日10時半から、香港民主活動家・黄之鋒（ジョシュア・ウォン）氏や周庭（アグネス・チョウ）氏の守護霊霊言と称してデマを流す幸福の科学への第2回の抗議活動が、東京・高輪の幸福の科学・東京正心館前で行われる。呼びかけは9月22日に行われた第1回の抗議活動と同じく、やや日刊カルト新聞社。

前回の抗議活動以降、幸福の科学は日本各地でデモを行ったりジョシュア・ウォン氏の霊言を書籍化して出版するなど、依然として香港民主化運動への干渉を続けている。

本紙既報の通り、幸福の科学は9月に周氏の守護霊霊言と称して、周氏が香港への自衛隊派兵を望んでいるかのような内容の『幸福実現NEWS』（幸福実現党）を発行。ネット配信された『幸福実現NEWS』について周氏本人がTwitter上で、事実と違うとして削除を求めたが幸福の科学側は削除を拒否した。さらに後日、幸福の科学は霊言書籍の発刊も強行し、東京・新宿で「香港革命は神の革命」などと叫ぶデモ行進を行った。

これに対して、やや日刊カルト新聞社は9月16日に新宿で行われた幸福の科学（幸福実現党）のデモに対して抗議のカウンター活動を呼びかけ、デモ隊に向かって「霊言はインチキだ」「香港は幸福の科学のオモチャじゃない」などと声をあげた。

その後、幸福の科学は黄氏の霊言も収録。やや日刊カルト新聞社は再び幸福の科学に対する抗議活動を呼びかけ、9月22日に教団施設である東京正心館（高輪）前の路上で抗議のビラ配り等が行われた。これに対して幸福の科学の職員30人以上が施設前の歩道路上を占拠。抗議活動の参加者たちを大声で罵り、女性参加者に暴力を振るった職員もいた。

幸福の科学はその後も大阪、広島、名古屋でデモを繰り返し、10月4日には黄氏の霊言を書籍として発刊。依然として、香港民主化運動への干渉を続けている。

Twitterから削除された画像

同時に、抗議活動の様子を投稿したやや日刊カルト新聞社の動画をYouTubeが削除。Twitter社は、藤倉善郎・被告人容疑者兼総裁のアカウントに対する凍結やロックを繰り返している。いずれも幸福の科学や関係者の「通報」によるものと思われ、問題提起のためのネット上での表現が事実上制限されている。

幸福の科学の“言論妨害”が過激化　YouTube動画削除、藤倉総裁Twitterも凍結
Twitter社が藤倉総裁のアカウントをロック＝1年ぶり11度目

一連の経過を踏まえてやや日刊カルト新聞社は、10月6日に東京正心館前で第2回の抗議活動を行うと宣言。香港を応援する人々に参加を呼びかけている。同社の呼びかけによる抗議活動は、9月16日の幸福の科学によるデモへのカウンター活動を含めると3度目。同社の藤倉総裁は今回の抗議活動について、こう語る。

「幸福の科学によるデマは、香港民主化運動関係者の命をも危険に晒すものだ。海外の市民運動を足がかりに日本で大川隆法を頂点とする革命を起こそうというのが幸福の科学の目論見で、そのために幸福の科学は香港の混乱や中国と日米英との戦争まで望んでいる。香港民主化運動をカルト宗教の道具にさせてはならない。ネット上での幸福の科学批判がままならないなら、路上でやるまでだ」

前回の抗議活動以降、香港では警官がデモ隊の高校生に対して実弾を発砲し、高校生が重体に。また警官が発射したゴム弾でジャーナリストが失明する事件も起きている。

「香港はいま緊迫した状況にある。日本では“イタコ芸人”などと呼ばれお笑い文化のひとつに過ぎない幸福の科学だが、彼らがちょっかいを出すことで香港で何が起こるかわからない。これはもはやカルト問題ではない。香港民主化を応援するために、幸福の科学に対して抗議の声をあげていきたい」（藤倉総裁）

第2回抗議活動は明日6日、午前10時半から幸福の科学・東京正心館（港区高輪 2-1-17、都営浅草線泉岳寺駅から徒歩4分）前の歩道で行う。参加希望者は現地集合。雨天決行。幸福の科学側から撮影されることが予想されるため、顔を隠すマスク等推奨（香港にあやかって黒いマスクがいいかも）。

また周辺が住宅街であることから、やや日刊カルト新聞社では「極力大きな声は出さないように」と注意を呼びかける。また同社のこれまでの抗議活動と同様に、憎悪表現や差別表現は禁止。

プラカードの一例（ご自由にお使いください）：

◇関連記事：
周庭（アグネス・チョウ）氏が香港への自衛隊出動を要望？ 幸福の科学がデマを誘発
幸福の科学が周庭（アグネス・チョウ）氏の霊言本出版を強行、16日に新宿でデモも
幸福の科学によるアグネス・チョウ氏の“霊言”はなぜヤバいのか