2022年2月6日日曜日

反ワクチン集団が新宿で300人デモ……その日、渋谷では

 1月23日、全国で「神真都(やまと)Q」を名乗る反ワクチン集団が同時デモを行った。本紙・藤倉善郎総裁が新宿でのデモを取材したにも関わらず、本紙ではなく『デイリー新潮』で現場の様子をリポート。そんな総裁の裏切り行為に負けず、同日に渋谷での同団体のデモを取材した本紙特派員・ハルマゲ丼氏が実況中継する。

 今年に入ってから勢力を伸ばし続けている謎のカルト集団、「神真都Q」。私はその謎の団体の正体に迫るため、1月23日に開催された神真都Qデモの渋谷のデモ隊を追いかけることにした。デモ出発の30分前、出発地点の最寄り駅である代々木八幡駅には既に多数のノーマスク民がいた。見てみると、ノーマスクのオバちゃんがゴホゴホせき込んでいる。ふと空を見上げたら、曇り空が広がっていた。なんだ、コロナじゃなくてただのケムトレイルか。そんなことを考えているうちに私はデモの出発点に到着した。

 ケムトレイルについてはASIOS『増補版 陰謀論はどこまで真実か』 p.107を参照。

 デモに集まったのは200〜300人ほど。神真都Qのオープンチャットには1500人ぐらいいたので、当日もそれぐらい来るかと思っていたのだが、どうやら私含めQアノンオープンチャットのメンバーの多くは闇側に属する工作員だったらしい。これではいささか拍子抜け感は否めない。だがそれでも、ノーマスクな人々が「Q」と書かれた旗やプラカード、さらにはトランプ氏の旗や帽子をもった人々が並ぶ姿は壮観だ。
 
 デモ全体を見た感想としては、新宿のデモに比べて渋谷のデモは比較的穏やかであったように思われる。NHK放送センターの前を通る際に、年配の女性がNHKに向かって「嘘つきNHKーーー!!!」「この中に中華人民共和国の放送局があると言う、中国の奴隷かーー!!」などと叫び、他の参加者から「言い過ぎ」となだめられる場面などがあったが、それ以外は他の反ワクチンデモと同様に平和的であったように思われる。

 しかしそれでも腐っても鯛、もとい腐っても神真都Qのデモである。「We are Q!We are Q!We are Q!ノーワクチン!ノーマスク!」と「Q」を全面に押し出したシュプレヒコールを叫んでいる。中でも「テスラ缶」で知られる反ワクチンインフルエンサーであるJOSTAR氏は、デモの最中に様々な電波発言を繰り広げていた。

「生物兵器ですよ!mRNAワクチン、ファイザー、モデルナ打ってるでしょ!半年後、あなたの顔も変わりますよ!DNAも変異しますよ!あなたがワクチン打ったら3回目、あなたは死にますよ!命が危ないですよ!」

「小池百合子が言っていた!イルミナティという組織はイエズス会、創価学会、統一教会!安倍晋三は統一教会ですよ!安倍晋三、ならびに岸田!ワクチンを皆さんに打って皆さんをコントロールしようとしてますよ!安倍晋三のアベノミクス(たぶんアベノマスクの間違い)、あのマスクはなんだったんですか!?中にはね、ゴキブリが入ったヤツとか、カビの入っていたアベノミ…アベノマスク!未だに配ろうとしている!そんなのに税金を使おうとしてどうなるんですか!マスクが利権になっているのをみんな気づいてください!一個一個のマスクを買ってるドラッグストアも全て利権、マスクを流行らせるためにワクチンを打ったりとか、コロナウイルスを流行らせたりとか、メディアでそういうことをやってるわけです!渋谷の皆さん、若者の皆さん、気づいてください!!」

「ヤマトQは愛と平和のために立ち上がってます、敵は今見えない敵だけです、皆さん人間は敵じゃないです!相手は生物兵器を使った、もうエイリアンみたいなヤツらですよ!安倍晋三も岸田も全員ゴムマスクです!そんなゴムマスクに洗脳されてどうするですか!?ワクチンを打ったら皆さんどうなると思います!?半年後にDNAが変わってきてしまいますよ!そんなことは信じないと思ってる方、あんたたち覚えておきなさい!あなたたちの体はボロボロになっていきます。治す方法はほとんどありません!」

巷では反ワクチン煉獄さんが話題になっているが、渋谷にはQアノンふなっしーがいた
 このように、安倍晋三が統一教会なのかエイリアンなのかゴムマスクなのか結局よくわからないままの演説をしているJOSTAR氏の横を「バーニラバニラバーニラ\求人/バーニラバニラ\高収入/」と爆音を流しながらバニラバスが横を通り過ぎて行く。これは、ただでさえガバガバなJOSTAR氏の演説がより滑稽に聞こえるように仕向けたDS(ディープステート)の仕業に違いない。DSパイセンの粋な計らいに感謝。 

後に他の参加者から怒鳴られることになる二人組のおばあちゃん
 そして楽しい時間(?)はあっという間に過ぎ、デモの途中、渋谷駅前でたまたま活動をしていたとみられる東トルキスタンの旗を掲げた着物姿の女性活動家が神真都Qの隊列にパンフレットを配ろうとして別の活動家仲間と思われる人に止められたり、隊列を勝手に離れた二人組のお婆さんたちが他のデモ参加者に怒鳴られたりするなどといったトラブルはあったが、新宿のデモのように警察とデモ参加者との揉め事などは起こることなくデモは終了した。

デモ終了後の閑散とした様子
 今まで私は、日本と子供の未来を守る会や国民主権党、反コロナ共闘委員会などの様々な団体の反ワクチンデモや街宣を見てきたが、この神真都Qのデモで特筆すべきは、周囲の人々へのアプローチの激しさであろう。多くの反ワクチンデモの場合、周囲の人々は反ワクチン集団を見かけたとしても「見えない障害物」としてそのまま通り過ぎ、反ワクチン集団もただ叫ぶだけで周囲の人々に積極的に関わりに行くことはほとんどない。しかし、神真都Qのデモでは「ワクチン打っちゃったなら松葉茶飲んで!」と語りかける、道路からゾロゾロと沿道の人々にチラシを渡しに行くなどの積極的なアプローチを行っており、反ワクチン集団の観察には慣れていると自負していた私でさえ鳥肌がたってしまった。

 また、他の反ワクチン集団と違う点としてデモ終了後の熱気が全くなかったことが挙げられる。従来の反ワクチンデモであれば、多くの参加者が大物反ワクチンインフルエンサーと記念写真を撮ったり、ノーマスクピクニックをしたりするなどの「濃厚接触」に勤しむが、今回のデモではそのような様子が一切見られず、全体的に薄情な雰囲気でデモは幕を閉じた。特にJOSTAR氏は何人かの人たちが挨拶に行こうとしたものの、「俺、事務所行くから」と突っぱねるような口調で告げた後、どこかへ行ってしまった。JOSTAR氏については、一回目の神真都Qデモでも「真面目に陰謀論をやれ」との声が上がっていたが、その反省の色が全く見られないのと同時に、JOSTAR氏が自身のファンをどのように捉えているかが垣間見える一瞬であった。

 今年になって突如現れたカルト集団、神真都Q。「令和のオウム真理教」とも目されるこのカルト集団は一体どこへ向かうのか。今後の動向により一層目が離せない。

(ハルマゲ丼)

21 コメント:

Ubnutu初心者 さんのコメント...

ワクチン忌避は100年物の疑似科学にしてニセ医療でしかないのですが。
私は日本国民であるが故に、自国の公式・公式完全準拠資料および情報に軸足を置き、
正統科学・標準医療に依拠します。
国敵対逆徒(師敵対逆徒という語があるので応用しました)にはならない。

匿名 さんのコメント...

こんな状態を命がけで我々の安全を守ってくださる医療従事者(医師・看護婦)が見たらどう思うのでしょうか。神様の使い?ならーやまとQ側の主張です。念のため。子供のいる病院を襲撃して子供の心を深く傷つけるってどう思うのですか?
打ちたくない人が打たなければいいのです(ただ半ワクチン運動のデモに何の拒否権も持てない子供がいるのは心が痛みました)打ちたいと思う人も個人の権利です。人の邪魔をしないでください。

匿名 さんのコメント...

読み物として面白すぎる

匿名 さんのコメント...

基本的に原発事故の放射能汚染と放射線治療による少なからずある被害を無視する医療関係者は信用できない。ワクチン、医療薬、手術による免疫力の低下さえないと言っている大学教授もしかり儲かることしか言わない業界ぐるみの商売。

匿名 さんのコメント...

針灸マッサージとワクチンの健康保険適用外化は、特に利権業界が強く主張していて、医師による同意書を書かないように暗躍している医師会も少なくないが健康保険のマージンは針灸マッサージ業界、医療業界まで幅広くあると言われる。さながら針灸師vsマッサージ師vs医師の患者獲得ゲームのようなもので、どちらの肩を持つ気にもならないが利権だらけの社会保障業界にアホらしくなります。

匿名 さんのコメント...

また医療の補助金詐欺か?新型コロナ患者を受け入れる医療機関に国が交付する病床確保料をめぐり、県内の医療機関が少なくとも24億円を過大に請求してことが判明し、県は国に全額を返還する手続きを進めるとしていますが医療業界の補助金削除と監視がいります。
病床確保料の過大請求は会計検査院が去年11月に実施した調査で多数見つかったことから、全国で確認が求められていたもので、県によりますと県内でも31の医療機関で過大請求が確認されたということです。過大請求額は2020年度と21年度の2年間で少なくとも24億円にのぼります。

匿名 さんのコメント...

2021年、東京・豊島区のクリニックで、医療行為と称し、20代の女性患者の下半身を撮影するなどわいせつな行為をしたとして、クリニックの院長の男が警視庁に逮捕されました。相次いで逮捕者が出ている医療関係者に日本医者会は無視する。
準強制わいせつの疑いで逮捕されたのは、豊島区にある「大塚南口駅前 脳神経内科クリニック」の院長で医師の西田隆容疑者(54)です。
捜査関係者によりますと、西田容疑者は2021年10月、自身が院長をつとめるクリニックで、医療行為と称して20代の女性患者の下半身をカメラで撮影するなど、わいせつな行為をした疑いが持たれています。
西田容疑者はメガネのフレームにカメラを仕込んでいたとみられ、逮捕前の任意の聴取で「クレームをつけられた時用に記録していた」などと話していたということですが医者機関には患者を守る監査カメラがいります。

匿名 さんのコメント...

幸福の科学と関係ありませんが法華経を読んでください

匿名 さんのコメント...

幸福の科学と関係ありませんが法華経を読んでください

匿名 さんのコメント...

幸福の科学と関係ありませんが法華経を読んでください

匿名 さんのコメント...

幸福の科学と関係ありませんが法華経を読んでください

匿名 さんのコメント...

法華経を読んでください

匿名 さんのコメント...

Qに関係ありませんが法華経を読んでください

匿名 さんのコメント...

認知症の高齢者が10万人いるなかでどうやって宗教、医療から高齢者を守るんですかという話

匿名 さんのコメント...

・国民健康保険を解体すればよい

匿名 さんのコメント...

コロナワクチン接種後の死亡事件、遺族が相談も病院は因果関係を調査せず。泣き寝入り。

匿名 さんのコメント...


重症患者さんから、病院へは毎年高い収入が入ります。病院から見ると固定の非常に重要な収入源で転院のときは紹介状と接待で取引されます。
完全に利益主義の病院経営者達は、喉から手が出るほど重症患者さんを欲しがり長くいてほしい。
重症患者さん一人当たり医療費年収の取引がある。
緊急病院の場合は、転院先の療養病院からの接待もありキックバック自民党への贈答品もある。
患者の医療費は自民党の生活費と贈答品になっている。

匿名 さんのコメント...

解体したら平等に医療サービスを受けることができず困る人が出てきますが

そんなことより法華経を信じ南無妙法蓮華経と唱えましょう

匿名 さんのコメント...

答えは簡単です
医療関係者と認知症の方の家族がより連携し適切なアドバイスを受けるようにすればよいのです

仏法は世法です
法華経を信じ南無妙法蓮華経と唱えましょう

匿名 さんのコメント...

患者さん差別したいの?
差別より法華経信じたほうが良いよ

匿名 さんのコメント...

ワクチン、医療薬の不法投棄事件を調べなさい
医療というものがわかるから