【産経ニュース 2009年07月23日】現金盗み家屋に放火容疑 自称「霊能力者」の女ら逮捕
大阪市西成区で昨年5月、会社役員宅に放火したとして、東成署捜査本部は23日、現住建造物等放火と窃盗などの疑いで、大阪市東成区中道、自称霊能力者の無職、寺谷均美容疑者(52)と自称信者で元介護士の田向啓子被告(53)=別の放火罪などで起訴=を逮捕した。寺谷容疑者は否認し、田向容疑者は「寺谷容疑者の指示で盗みに入り、火をつけた」と認めているという。
逮捕容疑は昨年5月25日午前11時25分から午後2時25分ごろ、大阪市西成区松の会社役員宅に侵入。現金約4万円などを盗み、ライターで布団に火をつけ、家屋を半焼させたとしている。けが人はなかった。
捜査本部によると、2人は高校時代の同級生で、寺谷容疑者は「不動明王を信仰する霊能力者だ」と周囲に話していた。田向容疑者は信者で、お布施としてこれまでに9千万円を寺谷容疑者に渡したという。
寺谷容疑者は放火された会社役員の家が事件当日は法事のため留守にすることを知っていたという。
田向容疑者は放火事件など4件で立件されており、寺谷容疑者の指示があったと供述したため裏付けを進めていた
容疑者は、放火や空き巣は「修行」だったと供述しているようです。
【asahi.com 2009年07月25日】「信仰の修行と言われ、放火や空き巣」逮捕の介護士供述
大阪市西成区の民家に放火したなどとして、民生委員の寺谷均美(ひとみ)(52)と介護士の田向(たむかい)啓子(53)の両容疑者が現住建造物等放火と窃盗などの疑いで逮捕された事件で、田向容疑者が「(寺谷容疑者に)信仰の修行と言われ、放火や空き巣をした」と供述していることが大阪府警への取材でわかった。府警は「霊感がある」と公言していた寺谷容疑者が、信奉する田向容疑者をマインドコントロールして指示したとみている。
捜査関係者によると、田向容疑者は西成の事件を含めて昨年4月~今年2月に計5件の放火をしたと供述。さらに数年前から約10件の空き巣を繰り返し、計数百万円を盗んだと供述していることが新たにわかった。
田向容疑者はこれらの放火と空き巣について、いずれも不動明王信仰の先生である寺谷容疑者の指示だったと説明。その際、寺谷容疑者に「修行だと思ってやるように」と言われ、信じ込んだという。
「マインドコントロール」されて犯行に及んだという容疑者が裁判でどう裁かれるのか、傍聴に行ってみたい気もします。
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