次期首相は宇宙人か、それとも守護神か？

　大川隆法氏の衆院選出馬宣言について、詳報です。

【ZAKZAK 2009年07月23日】幸福実現党・大川出馬「宇宙人に日本支配させない」
　宗教法人「幸福の科学」の大川隆法総裁（５３、写真）は２２日夜、都内で講演し、次期総選挙で同法人を母体とする幸福実現党から比例東京ブロック１位で出馬すると宣言した。法人の総裁を続けたまま党総裁を兼務する形といい、「本気で選挙をやるという決意表明だ」と語った。

　大川氏は講演で、同党が２２日までに３４５人の公認候補を決めたことについて「立候補者数が日本一多いのに、テレビでは一番下に扱われ、ひとことも説明がない。なんでだろう」と疑問を呈し、「党の創立者として責任を取るという考えに至った。もう一段、党の求心力を高め、政権担当力を増すために立候補する」と理由を語った。
　さらに、「宮沢喜一首相以来、東大法学部卒の首相が出ていない。このことが官僚を使いこなせていない一因だ。そろそろ大政奉還していただきたい」と述べ、東大法学部卒の自らが首相を目指す考えを示唆。民主党の鳩山由紀夫代表を念頭に、「宇宙人に日本を支配させてはいけない。地球の守護神として、許すわけにはいかない」と強い決意を示した。
　同党幹部によると、大川氏は２１日に出馬を決断。「宗教の創始者が政治に出るのは控えたほうがいい」と幹部からは反対意見が出たが、大川氏の決意は固く出馬が決まった。一時は麻生太郎首相の福岡８区からの出馬もささやかれたが、「首都から党勢を拡大したい」と今回の扱いとなったという。

　ツッコミを入れずにおれない部分がちょこちょこあります。

> 「立候補者数が日本一多いのに、テレビでは一番下に
> 扱われ、ひとことも説明がない。なんでだろう」

　やはり、史上最大の泡沫候補集団だからでしょうか。あるいは、かつての「フライデー事件」（信者が講談社に対して抗議に押しかけたり反フライデーデモをしたり、関係ない日刊ゲンダイまで巻き込んで電話やFAX攻撃で業務を麻痺させた業務妨害行為）があるから、マスコミは怖くて幸福の科学をいじれないんでしょう。その証拠に、幸福実現党が泡沫政党扱いされているだけではなく、幸福実現党や幸福の科学を面と向かって批判する報道もないように見えます。

> 「宇宙人に日本を支配させてはいけない。地球の守護神
> として、許すわけにはいかない」

　だからといって、地球の守護神が選挙に出るという事態にも当惑を禁じ得ません。でも、守護神より宇宙人が首相になる方が、政教分離原則との兼ね合いを気にする必要がない分だけ気が楽かも。