2009年10月31日土曜日

X JAPANのTOSHI、病気療養ついでにホームオブハート被害者を誹謗


X JAPANのTOSHIが、肋間神経痛という病気でコンサートを延期し、休養に入ってしまったようです。TOSHIは、2004年に児童虐待問題が発覚した自己啓発セミナー「ホームオブハート」の広告塔です。ホームオブハートは、受講生から多額の金銭を取るなどしたとして元受講生から訴訟も起こされており、うち1件では地裁・高裁で2連敗しています。

TOSHIは一貫して、児童虐待問題等を「デッチアゲ」と主張していますが、病気の理由でもこんなことをブログに書いています。


【TOSHI OFFICIAL BLOG オフィシャルブログ 2009年10月24日】実は…
あくどい弁護士や、
奴らに加担する悪質なストーカー、悪質な記者、
利権を目当てに近づいてきた悪質な者達にでっち上げられて、
散々嘘ででっち上げられて、
マスコミでバッシングされ、
大切な妻のWANKUや、
大切な仲間達、子供達が辛い目に遭い、
あまりの酷さに肋間神経痛になってしまいました。
ストーカーって何のことかよくわかりませんが、「あくどい弁護士」という言葉は、先日TOSHIがサイエントロジーとコラボレーションしたコンサートでも口走っていました。ホームオブハート被害者の救済に関わっている弁護士を指すようです。あ、「悪質な記者」っていうのもあります。これは初登場? 悪質な記者、悪質な記者……誰でしょう。心当たりがありません。

【TOSHI OFFICIAL BLOG オフィシャルブログ 2009年10月24日】実は…
裁判所すら、あくどい人達の嘘・偽りを信じて、
変な判決を出されてしまい、本当にひどすぎる。
そんな不正がまかり通っていいのか

うーん。でもTOSHIって、これまでコンサートでのトークでも被害者の主張を「デタラメ」などと言っている割に、どこがどう「デタラメ」「嘘」「でっち上げ」なのかという根拠を示してない気がするんですが。被害者の訴えを、根拠なくデタラメ呼ばわりする方がよっぽど誹謗のような気がします。

裁判でもその調子なのであれば負けるのは当然なわけで、だとしたら変な判決でもなければ不正でもないと思います。ぼくがTOSHIやトシオフィスに取材しようとしても取材拒否なんですよね。裁判が不当だというなら、取材を受けて主張の根拠を示せばいいのに、と思うんですが。

結局のところ、TOSHIは自分の病気ですらホームオブハート被害者攻撃や自己主張のネタにしているわけですね。相変わらず、根拠も示さないままで。

ちなみに、先日もホームオブハート側に敗訴判決がひとつ出ています。わたくし藤倉が記事を書きました。ホームオブハート側のえげつなさが垣間見える裁判でした。

【PJニュース 2009年10月28日】「勝訴でも喜べない」と被害者=自己啓発セミナーの児童虐待問題訴訟に判決
X JAPANのTOSHIが心酔する自己啓発セミナー「ホームオブハート(HOH)」を巡る訴訟で、またHOH側敗訴の判決が出た。HOHメンバーである親子3組(計8人)が元メンバーである被害者とその代理人弁護士らに対して、精神的苦痛を理由に慰謝料計1億7000万円を求めた裁判で10月27日、東京地裁は親子らの請求を全面的に棄却する判決を言い渡した。判決言い渡しの場に、親子側は弁護士すらも出席しなかった。
(以下略)

■本紙関連記事
ホームオブハート関連事件で判決。「原告らの請求をいずれも棄却」

8 コメント:

匿名 さんのコメント...

カルト関係の問題にはよくこの児童虐待がでてきますね。小さい子供は親の選ぶものの善悪を判断して拒否する感覚が養われていませんから、もし本当に虐待が行われていたのであればあまりにも不憫です。カルトでは世間一般には認められない教義や儀式でも、信者がそれを受け入れてればOKのような風習がありますが、それもどうかと思います。なにしろ巧妙なやり方で洗脳されていて正しい判断ができない状態になってるのですから、すべて自己責任と突き放すのは酷です。しかし当の本人が被害者だと自覚しているなら警察が介入するような問題があったと考えるのが妥当でしょう。やはりまともな宗教とそうでないものの線引きをはっきりさせる基準が必要だと思います。

わくたま さんのコメント...

ちなみに本当の肋間神経痛の原因がサイゾーに載ってたものよう。
http://www.cyzo.com/2009/10/post_3079.html

要は仕事のしすぎですね。仕事もほどほどにね!
私は、アーティストよりも、コメディアンの才能があるのではないかと、あのハイセンスなブログを見て感じました。

藤倉善郎 さんのコメント...

 そもそもTOSHIはMASAYAに心酔して以降、「詩旅」として全国をドサ周りしまくって、こないだのコンサートではウソかホントか知らないけど「1000カ所回った」と豪語していました。TUTAYA5連発以前から体を酷使してきたというかMASAYAに酷使されてきたわけですからね。

 誰かTOSHIを止めてやらなきゃ死んじゃうよ?って思うんですが、こんなTOSHIをむしろ応援しちゃうファンやイメージキャラクターにしちゃうロート製薬みたいな企業までいる。ぼくには、裁判よりこういう環境の方がキツイように思えます。

 で、肝心の(?)コメディアンの才能ですが、ないんじゃないですかね。コメディアンというのは、「笑われる人」じゃなく「笑わせる人」を言うのではないかと。

tambo さんのコメント...

2日で5か所だけなら、TOSHIにしては少ないかと。。
詩旅のころは、夜のライブ以外に、施設に一日数か所行ってたそうです。

いつまでも若くないってことですね /(;;)\

匿名 さんのコメント...

スピリチュアル好きの私としては、TOSHIさんのニュースにひっかかりを感じて検索し、ここにたどり着きました。
私は、XJAPANには疎く、カルト問題に関して今回初めて知り衝撃を受けました。
私自身は、日々現実と闘いつつ、スピリチュアルを気分をアゲてくれるツール、エンターティメントとしてエッセンスを役立てたり、楽しんでいます。自分にとっては大切な趣味のひとつです。
というわけで、精神世界に対する許容範囲は広いほうだと思うのですが…。
現実や自分と向き合う意志がない人に、精神世界の発信者側に立つ資格はないと、私は思います。まっとうな世間様からすれば“絵空事”に過ぎないことを語るには「笑わせる」人としての覚悟や主体性がなければ。
記者会見の画像を拝見して、「笑われる」人と評価されても仕方がないなと感じてしまいました。もう、十分大人なのですから、世の中や他人をなめてはいけないと感じました。

匿名 さんのコメント...

もうこういうタイトルの記事消したほうがいいんじゃないんですか?

TOSHIのこのブログは本意じゃなく、書かされてたものですし。

藤倉善郎 さんのコメント...

TOSHI本人やファンの人にはつらいかもしれませんが、状況が変化したからと言って“歴史”を消すつもりはありません。もっとも、過去にこうした記事を書いてきたからこそ、現在のTOSHIが当時と比べてどう変わったのかについても記事にしていく必要があるとは感じています。

匿名 さんのコメント...

なるほど。
確かにそうですね。