統一協会『真の父母様聖婚式』がドタキャン！？、ただの金婚式に？

天福祝祭パンフレット、「神様の王権即位11周年」と記載。

「聖婚・約婚・婚礼・祝福」の文字はない。

信者ブログ『アラフォーの風変わりな日常』より

韓国で開催中の統一協会（統一教会）の｢真の平和統一天福祝祭｣。祝祭のメイン行事である『天地人真の父母様聖婚式』がドタキャンとなり、ただの教祖夫妻の金婚式となっていたとの情報があった。

“日本統一教会”はここまで、『崇め奉る教祖夫妻が神様と入籍する聖婚式』として“摂理的”意味合いを持たせ、信者に対して執拗に感謝献金をするよう要求してきた。それが大して意味のない“金婚式”になったのでは、献金を納めた信者にとってはその意味合いが根底から崩れた格好だ。

更に、式典のために渡韓した全教会責任者に対して、1月の献金目標達成のため26日に早期帰国するようにとの指示が出ていたことも判明した。

◆信者ブログから判明


ドタキャン情報を報じたのは、信者ブログ【統一教会存亡の危機-真の愛、真の血統を考える】の1月23日19時8分にUPされた記事『今日の御聖婚式がドタキャン、お母様と亨進様による準備はお父様を無視したものか』だ。

【 統一教会存亡の危機-真の愛、真の血統を考える　2012年1月23日】

今日の御聖婚式がドタキャン、お母様と亨進様による準備はお父様を無視したものか

１９日の訓読会に参加したある食口の方が伝えた内容によれば、真のお父様は「私がさせることを全くしない」と、その場にいた１人をひどく叱られたといいます。

それと共に今回挙行される聖婚式を絶対してはいけない、聖婚式は2013年1月13日にしなければならない、これは真のお父様が幼かった時神様と約束されたものだ、といわれたそうです。

その結果、御成婚式のドタキャン。前代未聞と言えるでしょう。

内部の分裂がこういう決定的なところで現れていると言えるでしょう。

日本のK会長は、お母様と亨進様は直前まで説得していたと言う話も聞きました。
（以下略）

 続いて翌24日午前1時49分にも信者ブログ【gildongのブログ】の記事『聖婚式が金婚式に化けた理由・奸計の崩壊』がUPされた。

【 gildongのブログ　2012年1月24日】

聖婚式が金婚式に化けた理由・奸計の崩壊

昨年から真の父母の神格化を推進した「統一教」の目玉行事だった聖婚式が
突然中止になり、代わりに摂理的に無意味な「金婚式」が実施された。

韓国のことわざで言えば、まさに「クォン・デーシネ・タク（雉の代わりに鶏）」である。

しかし、これは決してドタキャンではない。
もともとお父様はこの日に聖婚式をされる意図はなかった。
それは下記資料１を見ればご理解頂けると思います。

天福祭を盛大に行ない既成事実を作って押し切ろうとしたが、
ついぞ、お父様の意志を曲げることはできなかったようだ。
それで仕方なく辻褄を合わせるために、金婚式を行なったと言うことである。

動画がなかなか公開されないので、おかしいと思っていた。
もしかしたら、宣布文と同様に、修正・編集を加えて聖婚式に偽装しようと企んでいたのではないか、その可能性を探ったが技術的あるいは時間的に無理だったとか・・・

直接目撃した方の話によれば、バナーに「金婚式」と表示され、
祝福ではないと正式な発表があったそうです。

（以下略）

◆教祖夫妻の神格化

昨日1月23日の午前10時から予定されていた『天地人真の父母様聖婚式』、神様と教祖夫妻の結婚式だとして教祖夫妻の神格化を目論み、日本人信者への度重なる献金要求の理由となっていた。

天福祝祭パンフレッのト表紙には韓国語で“神様の王権即位11周年”と題字が印字されているのみで、「聖婚」「約婚」「婚礼」「祝福」など『天地人真の父母様聖婚式』に関する記述は見当たらない。

統一教会公式サイトINFORMATIONには、真の平和統一天福祝祭｣のお知らせとして「文鮮明師ご夫妻の御聖誕及び韓鶴子総裁の古希をお祝いする一連の行事が韓国で開催」と書いてあるのみで、トップページにも【文鮮明・韓鶴子総裁　御生誕及び古希　真の父母様の御生誕　お祝い申し上げます　御生誕記念天福祝祭　2012年1月23日～29日】と掲げてあるえだけだ。
しかし本紙が入手した【天騎基3年（2012年）年頭行事及び真の平和統一天福祝祭　日程】には、1月23日のプログラムとして8：00～10：00【真の父母様御生誕　古希　真の神様日　神様王権即位式（天正宮）】と12：00～16：00【真の父母様御生誕　古希　記念午餐及び公演（天正宮）の間に10：00～12：00【天地人真の父母様聖婚式（天正宮）】と印刷されており、聖婚式が組まれていた。


聖婚式ドタキャンの理由については、文鮮明教祖が「聖婚式は2013年1月13日にしなければならない」と言ったからだされている。韓鶴子教祖夫人と教祖の7男・文亨進世界会長の説得にも教祖は全く聞く耳を持たなかったそうだ。


◆「御旨に狂って、実績を示して」

また、29日まで続く韓国での式典に出席している日本の教会指導者・責任者に対して、26日に帰国するよう指示する文書が発令された。旧暦2011年の献金目標“11無限疾走”と新暦12年の1月の献金目標額達成に程遠いためというのが理由だ。

これについては渡韓前から「23日に間違いなく完了出来るようにして下さい。全責任者が26日に帰国するようになりました。御旨に狂って、実績を示して、少しでもTPの勝利圏に同参するに相応しい条件を立てましょう」との発令がされており、また29日まで残る予定のスタッフも26日の帰国に変更したようだ。

◆統一協会広報局員は「把握していない」

知り合いの統一協会広報局・局員に確認した。

聖婚式のドタキャンについて広報局員は、「統一教会広報局としてではなく個人的な見解ですが」と前置きした上で「把握していない。今まで言われてきたものとコンセプトの相違があったのかもしれない」と話した。

責任者の早期帰国の事情について質問すると「早めに帰るようになったとは聞いている」との返答だった。それは献金目標額達成のためではないのかと重ねて訊くと局員は「そういうことではないと思う」と答えた。


◆大義名分崩壊！高額祝賀献金をした祝福家庭の反応は？

「聖婚式ではなく金婚式として体裁を整えただけ」、これではなけなしのお金を【天地人真の父母様聖婚式】の感謝献金（TD）として納めた信者も浮かばれないだろう。
日本の祝福家庭は地区教会指導者・責任者から「特別聖塩伝授は勝利基準が問われる。神様の聖婚祝賀TD（感謝献金）に負債がないように」とせっつかれながら献金をしてきた。


はたして天福聖塩（70万円献金者用特典）と天福灯（140万円以上献金者用特典）は、感謝献金を
納めた祝福家庭に「天地人真の父母様聖婚式ではなく金婚式だった」と伝えた上で伝授されるのだろうか。

度重なる献金要請に不満が燻る祝福家庭、これを機に蜂起するようなことが起これば統一協会にとって今回の天福祝祭が“転覆”への分水嶺になるかもしれない。