本紙主筆が「ネット界のトップスター26人」に

7月6日、「やや日刊カルト新聞」の藤倉主筆が、「ネット界のトップスター26人」に選ばれました。26人の中には、「NHK広報局」NHK_PR氏、「カルチャージャパン」ダニー・チュー氏、「大島てる」大島学氏、「虚構新聞社」UK氏、「X51.ORG」佐藤健寿氏、「ニコニコ仏教講座」蝉丸P氏など、そうそうたる顔ぶれが並びます。藤倉主筆は同日、トップスターと呼ばれたことについて「身に覚えがない」とする緊急声明を発表しました。


「ネット界のトップスター26人」は、6日にASCIIから出版されたインタビュー集『中の人　ネット界のトップスター26人の素顔』（古田雄介・著）に収録された26人です。同書はASCII.jpで連載された「古田雄介の“顔の見えるインターネット”」（全100回）まとめた内容です。

NHKのtwitterアカウント「NHK広報局」、日本のオタク文化を多国語で発信する「カルチャージャパン」、不動産の事故物件情報を公表している「大島てる」、嘘ニュースばかり流す「虚構新聞社」、オカルトニュースサイト「X51.ORG」、すっとぼけた仏教解説の「ニコニコ仏教講座」などなど、様々な有名サイトの運営者が登場し、サイト解説の経緯や運営方針、裏話などを披露しています。かつて幸福の科学の映画『仏陀再誕』のビラ大量廃棄をスクープした「アキバblog」のgeek氏も登場します。

同書の特徴は、各サイトをちょっと閲覧しただけではわからない、運営者の意図やスタンスについて、感覚的な部分にまで掘り下げてインタビューしている点です。著者であるライターの古田雄介氏が取材前にかなりサイトの内容な沿革を調べているがゆえでしょう。サイトによっては、抗議への対処姿勢や運営者の「ネタの拾い方」も語られている部分もあるなど、ウェブサイト運営のコツを知る実用書にもなりそうです。

藤倉主筆もASCII.jpの「古田雄介の“顔の見えるインターネット”」でインタビューを受けました。その直後、浄土真宗親鸞会関係者の刑事告訴によって富山県警の家宅捜索や事情聴取を受け容疑者になったため（2012年3月に不起訴決定）、書籍では家宅捜索の体験談が追加されています。

本紙・藤倉主筆の緊急声明

「ネット界のトップスターですか。身に覚えがありません。トリックスターの間違いじゃないんですか。いずれにせよ、私が尊敬し、うちのかみさんが『やや日刊カルト新聞』以上に熱心に閲覧している『虚構新聞』と一緒に収録していただけて光栄です。トップスターの名に恥じぬよう、これからもカルトをいじっていきたいです」

うちのかみさんのコメント

「（インタビュー中の発言で）『変なものを変だと笑う権利はある』って、カッコイイこと言ったつもりか。おまいが晒されて笑われろ」