幸福実現党、全員落選で選挙前勢力「0」を死守

7月21日、参院選の投開票が行われ、自称・仏陀の大川隆法総裁率いる幸福実現党は47全選挙区と比例代表で全員が落選し、選挙前勢力の議席0を死守しました。同党の全員落選は、参院選については3年ぶり2度目、衆院選も含めると7カ月ぶり4度目となります。比例代表では、2010年参院選と比べて得票数・得票率ともに後退しました。


7月21日、午後8時に投票が締め切られると、NHKが出口調査の結果を発表。開票がほとんど進んでいない8時半の時点で47選挙区中、約30選挙区で幸福実現党候補者の落選確実が出ました。翌22日の午前1時前、神奈川選挙区・及川幸久さん（幸福実現党）が落選確実となり、47全選挙区での落選が確実に。午前2時すぎには、比例代表の残り議席も他党で全て埋まり、全員落選が確定しました。

得票数は19万1,643票（得票率0.36%）。2010年参院選の22万9,026票（同0.39%）から後退しました。昨年末の衆院選比例の21万6,150票（0.36%）と比べると約2万4,000票を減らしつつも、得票率は維持しました。

投票前、小島一郎・党幹事長代理は、自身のブログで、こう語っていました。

【小島一郎 OFFICIAL WEB SITE 2013年06月23日】ある業界で広がる噂。
ある業界では、「幸福実現党はいよいよ、一人当選しそうだ」と、噂になっていると、複数のルートから入ってきます。

過去、国政選挙での同党の全員落選は、補欠選挙も含めると衆院選5回、参院選3回。今回の全員落選により、連続全員落選の自己記録を9に伸ばしました。地方選挙も含め、いまだに1勝もしていません。

他党について見ると、元幸福実現党で、今回は自民党比例代表から出馬した大江康弘氏は落選。幸福実現党の元特別代表で現在無所属の中松義郎氏（ドクター・中松、東京選挙区）は、幸福実現党・釈量子氏の倍以上の得票数で落選。かつて幸福の科学の支援を受けていたとされる丸川珠代氏（自民党）は、東京選挙区でトップ当選しました。

選挙ポスターで、幸福実現党以外の候補者の氏名を列挙して「腹を切って死ぬべき」などとしていた唯一神・又吉イエスこと又吉光雄氏（世界経済共同体党、東京選挙区）は最下位から2番目となる5,409票で落選しました。

また本紙が統一教会との関係を指摘した北村経夫氏（自民党、比例代表）と井原巧氏（自民党、愛媛選挙区）はともに当選しました。悪質就活セミナー業者「一生懸命塾」との関係を指摘された川田龍平氏（みんなの党、比例代表）も当選しました。

創価学会・公明党は候補者を立てた4選挙区で全勝し、比例代表と合わせて11議席を獲得。参院での合計議席数を20としました。

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