地方の教区長が日本統一教会会長の発言に反発「現場の教会と食口をATMだと思っているのか！」

日本統一教会徳野英二会長（2009年・テレ東インターネットニュースより）

2009年に統一教会系の印鑑販売会社【新世】の摘発を受け、コンプライアンスの徹底を支持したとされる日本統一教会徳野会長（当時）の通達、所謂『徳野通達』。

責任を取る形で会長職を辞した後、梶栗玄太郎前会長の死去を受け会長職に再任した同会長が先月、全国の責任者会議に於いて『徳野通達』に反する内容の発言をしたと現場の教区長が告発している。

 献金ノルマ達成を意味する「世界摂理勝利」や「恥ずかしくない建物、立派な教会」を建てなければ韓鶴子総裁を迎えられないとの発言に憤り、徳野会長の発言の内容を公開したのだ。

現役の教会長の告発を以下に掲載する。

「私は、現職の教区長です。

ここにあげたものは、11月1日の全国責任者会議の時に徳野会長の話を録音した音声を書き取りしたものです。

4年前、コンプライアンス発言をした本人が堂々とそれに反する発言をして、伝道と献金システムを作っていこうとしていることは事実です。

もうこの辺で気付かないと本当に教会の未来はなくなります。

徳野さんに聞きたい、以前の霊感商法に戻れということなのか？よくもあんな話ができるなと耳を疑った。

また、今月の献金実績が厳しいといことで11月26日と27日に全国地区長会議がありました。

総会長と徳野会長に叱られたのかわからないですが、早速地区長から早く勝利せよ、と言う激しい詰がありました。

もう限界です、今本部の人間や地区長達は、現場の食口がどれほど苦しんでいるか分からないのか！

現場の教会と食口たちはATMだと思っているのか！ハッキリ言っておくがもうこれ以上我慢しません」

本紙は徳野発言の音声データを入手した。冒頭、徳野会長と思われる人物が楽天vs巨人の日本シリーズについて言及していることから今年11月初めに録音されたことは間違いないと思われる。

【徳野会長2013年11月1日全国責任者会議での発言（抜粋）】

霊感商法を推奨する徳野会長発言　「悔しければ長野を超えろ！」

皆さんお母様を迎えたいですか迎えたくないですか？　悔しいと思ったら長野を超えないといけない。文句を言いたければ長野を超えればいいんです。なんで長野にお母様が行ったんだ。あそこは明かしてやっていないんじゃないか。そう言うような讒訴があることも私分かっていますよ。でも長野は、みなさんも知っているようにズーット過去五年間ズーットもう世界摂理はトップです安定しています。必ず5位以内に入っています。これは、讒訴できない。また実際に人材も2倍化3倍化しました。建物は間違いなく5倍化した、その5倍化も本部からお金をもらったんじゃない。自分たちは献金しながら本部に報告して許可とって5倍化しました。長野が悔しければ長野を超えればいいんです。そして、お母様を迎えましょう。総会長は、勝利した教区にお母様を迎えたいと。地区ではありません。勝利した教区に、お母様を迎えたい。そう言う明確な方針を総会長は打ち出してくれています。従いまして、今度は自分の教会で迎えたい。そういう強い意欲と情熱に燃える教会長、教区長になってほしい。第二の長野教会を造りましょう！じゃ同意される方大きな拍手をお願いします。長野教会のように、お母様を実際にお迎えしようと思ったら三つの要素が必要です。本部は無条件に長野を選んだのではありません。単に宮下婦人の信仰姿勢が素晴らしい、ペーガンソク教区長の指導が素晴らしいそれだけで選んだのではありません。三つの条件がありました。世界摂理をいつも勝利している。二番目は、伝道が確かに伸びてる、実際に新しい人が来てますよ。それは間違いない。祈願書ラインを中心として新しい人が来てることは間違いない。数字でななくて実際に来ています。私も非常に客観的に鋭く分析するタイプです。それで三番目が、やはりそれなりにお母様をお迎えしても恥ずかしくない建物がないとこれがないと、どんなに皆さんがお母様をお迎えたいと言っても難しいんです。その意味においては、今、次のお母様を迎える候補として、有力な候補は佐賀と宮崎です。佐賀と宮崎に負けないような、立派な教会を皆さんが建てることができれば、長野に続いてお母様を皆さんの教区に教会に迎えすることができます。もう一度言いますよ。世界摂理を勝利すること。伝道で実際伸ばすこと。だから逆に言えば、どんなに立派な教会を持った佐賀も宮崎も伝道で伸びなかったら、本部は推薦しません。どんなに立派な建物があっても、佐賀は世界摂理を最近勝利してない、人は増えていない建物だけ立派だ。これだったら佐賀にお母様を送ることはできません、宮崎に送ることもできない。三つの条件を満たしてはじめて、お母様を迎えることができる。長野がその３つの条件を満たしてくれました。だから私たちも、自信を持ってお母様を長野に送ることができたんです。 第二の長野教会となって、直接お母様をお迎えしようということです。第二の長野教会。自らの教会が第二の長野教会となって・・悔しければ長野を超えろということです。文句があれば長野を超えろということです。そして、お母様を直接迎えるということです。 伝道問題はもう一度改て申し上げますけれども。今回も総会長も私もお母様にチョットTDの話をした瞬間、その話はしなくてもいい・・もう、お母様は本当に伝道にだけ関心を集中しています。世界摂理は当あたり前。もう世界摂理を勝利しないことには母の国の使命を果たせない。人事問題も世界摂理だけで人事はしません。青年と壮婦。壮婦を追求しないとまた世界摂理は勝利できない。

「世界摂理勝利」とはエンドレスに続く高額献金納付指令のことだ。

 教団の体質は全く変わっていないようである。