幸福の科学がサッカー本田選手に独占インタビュー！（ただし霊）

日本時間の13日午前5時過ぎに開幕した、サッカーのFIFAワールドカップ・ブラジル大会。その開幕直前の6月10日、幸福の科学が日本代表選手・本田圭佑選手（霊）への独占インタビューに成功しました。日本代表のユニフォームに身を包んだ教団幹部（実物）に対し、本田選手（霊）は、自身の“ビッグマウス”は人を洗脳するためのものだと告白しました。このインタビューは現在、全国の教団施設で上映されています。

教団幹部らもノリノリ！

本田選手（霊）への独占インタビューは、日本時間の6月10日、幸福の科学総合本部で収録されました。大川隆法総裁が座る机の脇には、本田の日本代表ユニフォームとサッカーボールが置かれ、向かいに座る3人の教団幹部（実物）らも、背番号4（本田圭佑）、5（長友佑都）、17（長谷部誠）といった日本代表のユニフォームを着ています。一方の大川総裁は、ピッチの芝生のような鮮やかなグリーンのスーツです。

しかし、ここに本田選手の姿はありません。当然です。これから本田選手の肉体をブラジルに置いたまま、守護霊だけを幸福の科学総合本部に呼び出すのです。幸福の科学では、守護霊も99%肉体と同じという設定になっています。

大川総裁による霊言は2時間を超えるものもありますが、今回、大川総裁は「（サッカーの）試合は90分なんですよね。それ以上長いとメンタルがもたないかもしれません」と本田圭佑（霊）のスタミナを気遣いながら、召喚しました。

大川総裁「日本代表のエース本田圭佑選手の守護霊よ、どうか幸福の科学総合本部に降りたまいて、その心の内を明かしたまえ」

本田選手（霊）「う～ん、ボールがないとなあ、表現のしようがないな。（この机じゃ）足が見えないなあ。サッカー選手呼ぶなら、足が見えるようなテーブルを置かないと」

教団幹部（実物）「いまブラジルは夜中なので、ご本人（肉体）からだいぶ離れられてますけども」

本田選手（霊）「大丈夫、大丈夫。ぜんぜん問題ない」

教団幹部（実物）「ワールドカップの目標は」

本田選手（霊）「優勝だね」

以降、教団幹部らが本田選手（実物）の過去のインタビュー記事などを引き合いに出して助け舟を出しながら、本田選手（霊）にインタビューします。

目つきがヤバイ本田選手（霊）

本田選手（霊）は、「サッカーは肉体労働だと思ってるだろうが、サッカーというのは精神的な仕事、知力線なんです」「口から出る言葉も知力戦の武器」と、自らの“ビッグマウス”について解説。サッカーとは「修行、苦行」だと語りました。

本田選手（霊）「最後は勘というか霊感みたいなものが相当影響する。（略）霊感勝負があるから。こっちから言えば守護霊勝負だけど、守護霊の霊感がどっちが強いか選手間の戦い。向こうの霊感が強ければ抜かれたり、予想外の場所からパス出されたりシュートされたり」

そんな本田選手（霊）は、洗脳も得意だといいます。

高笑いする本田選手（霊）

本田選手（霊）「宗教と似てるけど、洗脳かけてんの。周りを洗脳し伝道してるんです。言葉の魔術師として伝道してるんですよ。いまやってるのはサッカーだけど、宗教の方で使ってくれるって言うなら、おたくさまの伝道局長をやれと言われればいつだってできる。（略）負けてもいいんだけど、騒ぎの中心になって関心を引いてみんなに注目させるというのは、プロの技術」

騒ぎの中心になって注目を浴びようとする洗脳技術としての“ビッグマウス”。本田選手というより大川総裁のことを言っているようにも思えます。

2009年に大川総裁率いる幸福実現党が初めて衆院選に挑戦した際、選挙前に大川総裁が「うちは創価学会より集票力がある」などと語っていました。しかし蓋を開けてみれば、創価学会・公明党に勝てないどころか1議席も取れず全敗。再誕の仏陀であるはずの大川総裁自身まで落選してしまいまいました。“ビッグマウス”もいいところです。

本田選手（霊）は大川総裁の著書『忍耐の法』なども読んでいるとのことで、教団は信者に宛てたメールで、「「最後は霊感」と語る守護霊が、当会の経典を推薦！ 」「お誘い、献本、伝道の絶好のチャンスです！」などとしています。本田選手（実物）の知名度に便乗して勧誘活動を展開する気満々です。

本田選手（霊）の方も、大川総裁へのヨイショは忘れません。

本田選手（霊）「すごい重圧の中でプレーして、やってのけるかどうかっちゅうこと。誰も見てないところで球入れるとかいうのは楽ですけども、それはお金を取れない世界。宗教なんかで大勢の前で講演会したりとか、歌手が何千何万の前で公演したりするのも同じようなところがあるのかもしれない。そうした重圧の中で、その人に当然期待されている実力を発揮するというのが、プロなんだろうと思うんですね。そういう意味では、確かに大川先生が言っておられるようなことというのは、スポーツ界だけではなく、芸能界からサラリーマンから芸術家やいろんな重圧がかかる仕事に通じることを言っておられますね」

選挙に大量の立候補者を立てて仏陀もろとも全員落選したり、宇宙人の霊まで降ろしたり、教祖の前妻との離婚騒動で前妻の霊を降臨させて罵詈雑言を浴びせかけたり、STAP細胞騒動では小保方氏の霊を呼び出して幸福の科学大学に誘ったり、河野談話の撤回を要求してなぜか河野洋平氏ではなく息子の太郎氏の家に声明文を投函したら全くの別人の家だったり、様々な偉業を打ち立ててきた幸福の科学。次はどんなお笑いを提供してくれるのか、世間の期待は高まるばかりです。

そんな重圧の中、ワールドカップに便乗して本田選手の霊を呼び出した大川総裁、まさにプロの仕事と言えます。

ちなみに、本田選手（霊）は、過去世では蹴鞠をしたり蒙古襲来の際に球種で迎え撃ったりしていたとのことです。

大川総裁（実物）は腕時計二刀流！

教団幹部（実物）「名前は残っていないのでしょうか」

本田選手（霊）「それは無理かもしれない。その他大勢の中で何人殺したなんて記録は残っていないかもしれない」

霊言の最中、大川総裁はやたら大声で高笑いしたり、異様に目が釣り上がったり、高級そうな腕時計を両腕にはめていたり、いろいろおかしなテンションでした。

前田敦子、堺雅人、菅野美穂、キムタクといった芸能人、スポーツ選手ではイチローの霊まで呼び出して自己宣伝に利用する幸福の科学。今度はワールドカップという、これまた宗教とは何の関係もないイベントに便乗して本田選手の霊を召喚しました。その節操のなさは、とどまるところを知りません。