【夏コミ】やや日刊カルト新聞社、初のマンガ作品出品へ

号外（紙版）最新号（100円）

明日から3日間、東京ビッグサイトで開催されるコミックマーケット86（コミケ）の最終日に、やや日刊カルト新聞社が出展することが、本紙の調べでわかりました。同社は、恒例の号外（紙版）の最新号（Vol.12号）に加え、『縮刷版第2号』（号外Vol.6～10号収録）、報道写真ブロマイドなどを販売予定。『縮刷版第2号』には、村田らむ画伯によるウェブ上で人気のルポマンガ『ソコイジNEWS』も収録されます。マンガ作品の販売は今回が初となります。ブースは、8/17（日） 東2ホールQ-45a。


毎回、コミケに合わせて製作したA3サイズの号外（紙版）の最新号を販売するほか、その都度、報道写真カレンダーやステッカー、取材映像DVD、手帳、Tシャツなどのグッズも販売してきました。今年も例年通り、号外の最新号「Vol.12 下村博文特別版」（100円）を製作。同社の広報担当者は、その出来栄えに自信を覗かせます。

「今回も、ウソのような本当の話ばかり。イカれた内容なのに社会的に重要な真実を伝えるという、世界でも稀に見るハイテンションな報道媒体に仕上がっています」

縮刷版第2号（500円）

さらに今回は、号外のバックナンバー（Vol.6～10号）を収録した『縮刷版第2号』（500円）も製作。ここに、同社がウェブ上で掲載しているルポマンガ『ソコイジNEWS』の連載第1～3回分が収録されています。

同社のコミケ出展は8カ月ぶり7度目となりますが、マンガ作品の販売は初めて。

『ソコイジNEWS』は、連載第1回からいきなり、作者の村田らむ画伯が作中で幸福の科学の大川隆法総裁について「バカボン教祖」、教団を「イタコの戯言を信じてるパープリン集団」などと表現し騒動を引き起こした、いわくつきの作品です。掲載後すぐに教団が同社に抗議し、同社・藤倉善郎主筆が謝罪の上、表現を撤回しました（【謝罪記事】本紙マンガ記事の表現について参照）。一方で、作者の村田らむ画伯は教団への謝罪を頑なに拒み、自身のブログに無修正版を掲載するなどして、当社による表現の自主規制に反発していました。

今回の縮刷版では、問題となった表現も伏せ字にせず無修正で掲載されます。一度撤回した表現を再記載することについて、同社の広報担当者はこう語ります。

「騒動後、村田画伯は赤塚不二夫氏のお墓まで出向いて謝罪しており、バカボンの守護霊の許しを得たと当社では認識しております。またこのマンガをウェブ版で掲載した2年前に比べて、大川総裁が著名人や利害が対立する相手の“守護霊”と称するものを勝手に呼び出して宣伝に利用したり誹謗中傷したりする“イタコの戯言”は、さらにエスカレートしています。こうした状況の変化から村田画伯によるマンガ表現は不当と言えるほど逸脱したものではなくなったため、作者の表現を尊重すべきと判断いたしました」

6種類のブロマイドのうちの1枚「恥ずかしい写真」

さらに同社は、報道写真ブロマイドも販売予定。同社が撮影した報道写真など計6種類で、1袋1枚入り。中には、幸福の科学側が藤倉主筆を訴えた裁判で法廷に提出した甲28号証「恥ずかしい写真」も含まれているとのことです（証人尋問で明かされた幸福の科学学園の実態参照）。

「たぶん1枚50円くらいにすると思います。写真は選べません。何が入っているか、買ってからのお楽しみ。妖怪メダルと同じようなもんですよ。あ、生産調整はしていません。うちはどこぞのアコギな玩具メーカーと違って充分な在庫を用意していますので、抽選販売はありません」（同社の広報担当者）

同社では今回、東大五月祭闘争で使用したヘルメットも販売予定。こちらは、数量限定・先着順とのことです。

出展ブースは、8/17（日）の東2ホールQ-45aです。