2017年4月4日火曜日

「特別扱いの信者として教団の反社会的組織活動を増長」霊感商法対策弁連が桜田淳子の芸能活動再開に反対する会見開く

会見する全国弁連の弁護士(4日、弁護士会館)
4日午後、東京・霞ヶ関の弁護士会館で全国霊感商法対策弁護士連絡会(全国弁連)が記者会見を開き、統一教会(世界平和統一家庭連合)信者である桜田淳子が今月7日に銀座博品館劇場で開かれる『スクリーン・ミュージックの宴』に出演し芸能活動を行うことに反対する声明を発表した。


冒頭、同連絡会の山口広事務局長は桜田淳子の著書の内容を紹介し、多くの問題に口を噤んでタレント活動を再開することに疑問を呈した上で「統一教会は物品販売こそ警察の摘発があり表向きは止めているが、正体を隠した誘い込みやビデオセンター等で霊界の恐怖や先祖の因縁を説いて献金するよう仕向ける活動は今も組織的に行われており、被害も出ていて相談も相次いでいる。『世界平和統一家庭連合』と街頭で声を掛けられても何か分らない。そういう団体が正体を隠して勧誘して被害に遭うという実態がある、現実の問題としてある」と語った。

紀藤正樹弁護士もこう指摘した。「1992年以降、統一教会の被害相談だけで800億ある。実質的な被害額はその10倍はあると思う。仮に10倍としても8000億円の被害があることになる。霊感商法被害というのは消費者被害の中で最大級の被害。桜田淳子さんの責任は重い」

開運商法弁護団事務局長を務める川合康雄弁護士はメディアへの要望を含め語った。「ずっと継続して被害相談がある。ここ数年、統一教会の問題、過去の報道を知らないで引っ掛かっている人がかなりいる。教団の名称変更もあって家庭連合が統一教会と知らない若い人も多い。桜田淳子さんが復活しても過去に合同結婚式に参加した事実を全く知らないまま『昔のアイドルが復活した』と表向きの捉え方だけで、最終的に広告塔のような形で使われ新たな被害者を生み出すことにならないか懸念している。そういう側面を理解して報道していただきたい」

会見には同教団の元信者数人も同席し「当時、高額献金者は桜田さんと一緒に写真を撮ることができた」と桜田淳子が教団内で信者の士気を高める存在としての役割を担っていたことを明かした。元信者は桜田淳子が芸能活動を再開することで献金強要被害が増える可能性に触れ、桜田淳子の復帰について異を唱えた。

桜田淳子のタレント活動復帰反対の声明は、3月17日に広島市内で開催された同連絡会の全国集会で討議され採択されたもの。
【全国霊感商法対策弁護士連絡会 声明 2017年4月4日】

       声明

桜田淳子氏のタレント活動について

 当連絡会は、世界平和統一家庭連合(略称「家庭連合」、旧世界基督教統一神霊協会、以下「家庭連合・旧統一教会」)による組織的な霊感商法の手口による物品販売や献金強要、更には詐欺脅迫的勧誘による被害を、桜田淳子氏が組織内で特別扱いの信者として増長させてきた責任は重大であると考えています。
 桜田氏の家庭連合・旧統一教会信者としての諸活動によって、影響を受けた信者たちは決して少なくありません。
 桜田氏がその責任について反省し、これまでのように家庭連合・旧統一教会の反社会的組織活動の支援・増大のための活動をしないことを誓約しないまま、タレントや芸能人などとして社会的影響をもたらす諸活動を行うことに強く反対します。家庭連合・旧統一教会の被害者や元信者の方々からは、このような社会的責任に無自覚な桜田氏の言動は許せないという強い意見が広くあります。
 桜田氏は、1992年8月の合同結婚式に参加する頃から、家庭連合・旧統一教会信者であることを公言し、霊感商法について、「どこが悪いんですか」「普通のビジネスです」などと開き直りの発言をしてきました。着物や宝石などを不当かつ強引な手口で売りつける展示会にも参加し、手伝っています。また、家庭連合・旧統一教会やそのダミー団体の会合で発言したり、歌を歌うなどして信者らの活動を励ましてきました。桜田氏が信者らが従事させられている違法な組織活動を支え増長させる役割を果たしてきたことは、多くの元信者たちも見たり聞いたりしているのです。
 ほとんどの信者は、繰り返し指示される献金や信者勧誘等のノルマの達成に酷使され、極貧の中で活動している実態がある中で、桜田氏は、明らかに特別扱いされて、家庭連合・旧統一教会に利用されてきたのです。
 万一、桜田氏が社会的影響が大きいタレントとしての活動を認められることとなれば、家庭連合・旧統一教会やその信者らは、「社会が家庭連合・旧統一教会を受け入れた』ととらえて、正体を隠した勧誘活動や献金等金銭収奪の活動を活発化させる口実にすることは必定です。
 桜田氏が参加した合同結婚式に参加して、韓国人男性を配偶者としてあてがわれ、現在韓国に住んで韓国人男性と夫婦生活をしている日本人信者が約7千人おり、その間に生まれた子は2万人を超えていると考えられます。その韓国の家庭で、多くの日本人女性が言葉の壁を克服できず、DVDや貧困、夫の家族による虐待などで苦しみ続けている深刻な現実があります。
 韓国で夫を殺害した52歳の日本人女性の事件(2012年8月)及び韓国清平で近くの2人の信者を死傷させた上、焼身自殺した53歳の日本人女性の事件は、これらの苦しみの氷山の一角にすぎません。
 桜田氏は、自身が特別扱いの信者として、家庭連合・旧統一教会に利用されてきたこと、そして今後も利用されるであろうことを十文判っているはずです。そのような桜田氏が、本年4月7日の芸能活動などを契機としてタレントとして家庭連合・旧統一教会の反社会的組織活動を増長させるようなことにならないよう、当連絡会は注視し続けます。

桜田淳子の芸能活動は2013年11月のデビュー40周年イベント『Thanks 40スペシャル~ファン感謝DAY』での公演から3年4か月ぶりとなる。

参考記事:東スポweb『桜田淳子4・7復帰ステージ「芸能活動再開」への布石』

~本紙関連記事~

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5 コメント:

匿名 さんのコメント...

「全国弁連声明」にやたら誤字が多いのは元々ですか?よい内容なので、正確な表現だとなお良いですね

匿名 さんのコメント...

淳子はカネコマという噂

匿名 さんのコメント...

統一教会の拉致監禁被害は、実は教祖がやらせていたという説がある。

人力と金を搾取され長年在籍した信者の実家をリストアップし、反対牧師や弁護士にダイレクトメールを送る。

何百万もかけて強制脱会させ、その十数パーセントをマージンとして協会がとる。

信仰を失った信者を使い捨て処分するのには最適であるというわけだ。

このブログ主はそれをほのめかす記事を書いたので、ネットから抹殺された。
「教会員はK.・Y氏と一緒では「拉致・監禁」はなくならない。」
ttp://megalodon.jp/2010-0713-1913-38/blog.goo.ne.jp/cityboy1_001/e/af7f799e5382cdef93508085c715c0c2

以上のことが真実かどうか、検証してもらえまいか?

匿名 さんのコメント...


人の不幸を娯楽にしていると、内臓を悪くするよ。
入院生活をしたいなら、止めないでやる。
どっちにしても、助けないけど。

匿名 さんのコメント...

統一教会の功罪が忘れられかけている今日だが、桜田淳子のように過去の人もすっかり忘れ去られている。だが、桜田淳子は姉も統一教会の信者であり、その姉も霊感商法に手を染めていた。かつての教団幹部が某週刊誌で告白していたことは今も記憶に残っている。その姉が淳子よりも先に合同結婚式に参加し、首都圏に住み、妹の淳子と一時期生活を共にしていたら、当然影響は大きかっただろう。合同結婚式を期に芸能界から遠ざかっていたものの、大手芸能事務所の息のかかった淳子がまたスポットライトを浴びたいと願うのも当然の心境だろう。だが、統一教会が国内外の政治に関わり、要人と近づいていることを思うと淳子の活動も気になるところである。統一教会の罪を消して許してはならない。今後も追跡取材してほしい。