「男女同権」でチチ丸出しの怪＝ラエリアン・ムーブメント

AFPBB Newsより

　我らが日本国憲法では、女性が公共の場で乳を丸出しにする権利を保障していませんが（男性についても保障していませんが）、アメリカでは、公共の場で女性が乳を丸出しにする権利を「憲法上の権利」にしろと主張している人々がいるようです。

【AFPBB News 2010年08月23日】女性だってトップレスになりたい！「憲法上の権利」主張しデモ 米国

ロサンゼルス（Los Angeles）など全米7都市で22日、トップレスの女性たちが、公共の場で上半身裸になる権利を女性にも認めるよう訴えるデモがあった。

女性の権利平等を記念する「Women's Equality Day（女性平等の日）」を前に開催されたもので、この日を「ナショナル・ゴートップレス・デー（National Go Topless Day）」として、男性同様に女性にも「トップレス権」が憲法で保障されていると主張するイベント。「ゴートップレス」運動は、ラエリアン・ムーブメント（Raelien Movement）の指導者のフランス人、ラエル（Rael）氏が2007年に創案した。

写真は、ロサンゼルス・ベニスビーチ（Venice Beach）で行われたデモの参加者（2010年8月23日撮影）。(c)AFP/GABRIEL BOUYS

　ラエリアン・ムーブメントは、いろんな人とセックスをすると脳のニューロンが発達して頭がよくなるなどと言ってフリーセックスを推奨する宗教団体です。かつて本紙・藤倉はここに潜入取材をしましたが、セックスできなかったので頭が悪いままです。

　それにしても「ゴートップレス」運動とは、これまた理解に苦しみます。これが「女性の権利平等」という趣旨で行われているということは、もしかしたらアメリカの憲法ではすでに、男性が公共の場で乳丸出しにする権利が保障されているのでしょうか。アメリカがすごいのか、ラエリアンがすごいのか。

　藤倉は、男性に許される場合と同程度であれば、公共の場で女性が乳丸出しでもまあいいかなと思います。女性の方がそれを嫌だと思わないのであれば。しかしAFPの記事の写真を見ると、毛むくじゃらの男性がブラをしている姿は勘弁してほしいと思いました。でも「平等」を言うならそれも憲法上の権利にした方がいいのでしょうか。

　ところで、我が家の近所では犬や猫が道を全裸で歩き回っています（たまに服を着ているヤツもいますが、ほぼ例外なく下半身は丸出しです）。犬猫に許されている権利が、人間には許されていません。ラエリアンのみなさんは、この不当な差別についてどうお考えなのでしょうか。