2010年9月3日金曜日

「平和神軍観察会」運営者、グロービート裁判を語る

 ラーメンチェーン店「花月」などを運営する株式会社グロービートジャパンと右翼カルト集団「日本平和神軍」との関係を掲載していたウェブサイト「平和神軍観察会 逝き逝きて平和神軍」の運営者が今年3月、名誉棄損罪での有罪が確定。その運営者に、インターネットラジオ「烏賀陽弘道のU-NOTE」がインタビューを行っています。

 インタビューを受けているのは、「平和神軍観察会 逝き逝きて平和神軍」運営者の会社員・橋爪研吾氏。本紙既報の通り、今年3月に最高裁への上告を棄却され、名誉棄損罪での有罪判決が確定しました。聞き手は、雑誌へのコメントがもとでオリコンから訴えられた経験を持つ烏賀陽弘道(うがや・ひろみち)氏です。

 インタビューは、「烏賀陽弘道のU-NOTEで視聴できます。橋爪氏は、7年間の裁判を闘ってきた動機について、こう語っています。

「私が訴えられたのは、口封じとして訴えられたというのが最初からわかっていましたし、簡単に口封じができてしまう社会にはしたくないと思っていた。変な判例を作ってしまえば、後の世にも前例になってしまう。訴えられてしまった以上、自分だけの問題ではないのだというのもあった」

 また民事ではなく刑事裁判だったため、22回の公判全てに出席しなければならず、会社の有休を使って裁判所に通ったなど、一般的な会社印が裁判を闘うことの苦労についても語られています。

「仕事と睡眠等の時間を除いた時間はほとんど裁判に費やしていた」(橋爪氏)

 さらに、ラーメン「花月」と日本平和神軍の関係についても改めて解説しています。番組末尾で烏賀陽氏は、橋爪氏についてこうコメントしています。

「ぼく、ジャーナリストとして24年間活動していますが、この(橋爪氏のサイトの)裏の取り方は、ほぼプロと同じ水準なんです。ですからこれは立派な調査報道なんです。その調査報道をやってもダメだと。有罪が最高裁で確定ですから、地裁・高裁は今後これに従うという、恐ろしい現実がある。自分の意見を言うというのは一般市民に保障された権利であって、マスコミの特権ではないんです。本来、橋爪さんのような個人が発言する権利が認められている。民主主義国家の最大の基礎であるはずなのに、この日本では徹底的に破壊されている。それを裁判所が破壊し、マスコミが寄ってたかってリンチする。その中で7年間も自腹を切りながら裁判を闘った橋爪さんに最大限の敬意を表したい」

 現在公開されているのはインタビューの前篇。後編は、9月8日に公開されるとのことです。

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