またエロ坊主逮捕、檀家のお布施を買春に流用か？

　またエロ坊主逮捕です。愛知県の「性源寺（しょうげんじ）」の僧侶が、京都市内で小学６年性の少女にわいせつ行為をした容疑で逮捕され、家宅捜索で児童ポルノ写真を多数所持していたことが発覚して再逮捕、とのことです。

　この手の事件となれば、やはりスポーツ紙の出番です。サンケイスポーツは、一般紙より詳しくこの事件を報じています。「性源寺」というお寺の名前にまで反応している辺りは、スポーツ紙の「お約束」といったところ。

【SANSPO.com 2010年09月23日】「バチ当たり」エロ僧侶、お布施で女児買春

　浄土宗の総本山「知恩院（ちおんいん）」がある京都府内のラブホテルで、小学６年＝当時（１２）＝の女児にわいせつ行為をしたうえ、デジカメで写真撮影していたという、法然上人も腰を抜かす仰天エロ僧侶が再逮捕された。

　宮津署によると、安西容疑者の１回目の逮捕は今月１日。昨年６月に、京都府京丹後市内の駐車場に止めたワンボックスカー車内で、インターネット上のチャットサイトで知り合った、当時１２歳の女子中学生に現金３万円を渡し、わいせつ行為をした疑い。

　「性」の「源」の「寺」と書く「性源寺（しょうげんじ）」で修行中だったという安西容疑者。この寺の名の由来は別にして、少なくとも自身の「性」の「源」はギンギンだったようで、自宅でもある愛知県豊田市の同寺から、ワンボックスタイプの乗用車を爆走させ、少女との“Ｈ”のために京都府まで駆けつけていた。

　安西容疑者は、逮捕後の取り調べで２００８年８月、この少女が小学６年だったときに、すでに京都府内のラブホでわいせつ行為したうえ、全裸姿のデジカメ撮影を済ませていたという驚がくの新事実を供述、２回目の逮捕（再逮捕）となった。安西容疑者は小学６年だった少女に「お小遣い」などと言い、現金１万円を渡したとみられる。

　捜査員が家宅捜索したところ、パソコンの中に「数千枚はあろうかという児童ポルノ写真が保存されていた」（捜査関係者）といい、さらに空ののし袋が数十枚見つかった。同容疑者は「檀家（だんか）から預かったお布施から、現金を少女に渡していた」などと供述しており、宮津署関係者も「バチ当たりもんですわ」とあきれ顔だ。

　宮津署では他の少女に被害者がいないかなど、今後も捜査を続けるという。また２２日夜、性源寺はサンケイスポーツの取材に一切応じず、総本山の知恩院も「当直体制なので、何も言えない」と話した。

　サンケイスポーツは事件の内容に浮かれ過ぎたのか、記事では容疑をきちんと書いていません。他紙の報道によれば、強制わいせつと児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑だそうです。

　「空ののし袋」の件は他紙も報じています。どうも檀家から預かったお布施から少女にカネを渡していたようです。これが事実だとしたら横領容疑も加わるのではないでしょうか。お布施ののし袋からカネを抜き取って使ったのであれば、布施を管理する寺から受け取った給与にあたるようなカネを使うのとはわけが違います。

　本紙では以前、＜中尊寺僧侶淫行事件から考える、宗教者のエロ事件＞＜エロ占い師はインドア派の傾向 [宗教者のエロ事件・第2弾]＞として、宗教者によるエロ事件は仏教者によるものが圧倒的に多いものの、その大半が宗教行為とは無関係な形で起こされている（キリスト者や占い師はむしろ逆で、宗教をエロ犯罪に利用する傾向が強い）ことを明らかにしました。今回の性源寺の僧侶のケースも、まさに「エロ坊主はアウトドア派」という法則にあてはまるものでしょう。

　しかしお布施を横領して、そのカネをエロ犯罪に使っていたとなると、必ずしも宗教と無関係な犯罪とは言い切れないのかもしれません。お寺側のカネの管理にも問題があった可能性もあります。

　性源寺およびその檀家のみなさんには、しっかりと再発防止に努めていただきたいものです。