サイエントロジー関連団体世話役が講演予定の慶応大薬学フォーラムが中止に

来年1月１4日に慶応大薬学部で開かれる予定だった第１回社会薬学フォーラムが中止となった。

この社会薬学フォーラムにはサイエントロジー教会関連団体の”市民の人権擁護の会”日本支部世話役の小倉謙氏（42）が登壇し講演をすることになっていた。




”市民の人権擁護の会（CCHR）”はサイエントロジー教会によって1969年に設立された下位組織でありサイエントロジー教会の資金援助で運営されている。

社会薬学フォーラムの主催は日本社会薬学会、事務局は東京都町田市の昭和薬科大学内医薬情報評価教育串田研究室にある。


本紙でもこの社会薬学フォーラムに注目していたが、今月15日になって社会薬学フォーラムHP上に於いてフォーラム開催中止のお知らせとお詫びが掲載された。

【社会薬学フォーラム 2011年12月15日】

フォーラム開催中止のお知らせとお詫び

本学会は平成24年1月14日に社会薬学フォーラム(テーマ：自殺者3万人時代を、薬剤師はどう食い止めることができるのか？)を開催する予定でしたが、諸般の事情によりフォーラム開催を中止することとしました。
　既に参加申し込みをされた方、また、これから参加申し込みをしたいという方には、謹んでお詫び申し上げます。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　平成23年12月14日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　日本社会薬学会
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　会長　早瀬　幸俊

 日本社会薬学会に薬学フォーラムが中止となった“事情”を問い合わせたが、「『諸般の事情によりフォーラム開催を中止することとしました』とのホームページ上での発表以上のことは話せない」との回答だった。