2019年1月18日金曜日

MC救世神教2世信者の麻疹(麻しん/はしか)集団感染、AKB48握手会などで被害拡散のおそれ

NHKの報道
本紙で伝えてきたMC救世神教の10代2世信者研修会で発生した風疹の集団感染問題。

 ここへ来て、発症者が潜伏期間中に接触した人にも二次感染が確認された他、発症者の行動歴から京セラドーム大阪で開かれたAKB48の“大握手会”に参加していたことが判明し、感染が拡大するおそれが出ている。

◆各自治体が発症者の行動歴を公表、AKB48オフィシャルサイトも「注意喚起のお知らせ」掲載

 これまでに発症者が潜伏期間中に不特定多数の人と接触した可能性のある施設および行動歴(各自治体の発表を参考にまとめたもの)

・患者 (20代男性   名古屋市瑞穂区在住   大学生)
1月3日(木) 8時15分発、名古屋駅前→京都 高速バス
1月4日(金) 16時8分発、京都→名古屋駅 新幹線こだま(11号車) 地下鉄桜通線(徳重方面)利用、徒歩で自宅
1月5日(土) 19時30分頃~21時頃、飲食店(瑞穂区)
1月7日(月) 11時頃、医療機関(瑞穂区)受診(移動は自転車)
       13 時 30 分頃、コンビニエンスストア(移動は自動車)
       14 時 30 分頃、大学(天白区内)に登校、名古屋市瑞穂区の自宅に帰宅(移動は自動車)

・患者(三重県在住)
1月5日(土)16時半頃~17時半頃 ひるがの高原SA(下り)(東海北陸自動車道サービスエリア)
1月5日(土)19時頃~1月6日(日)17時頃 温泉浴と森林浴ひらゆの森(高山市奥飛騨温泉郷平湯763-1)
1月6日(日)11時頃~14時頃 平湯温泉スキー場内レストハウス(お食事処「あんき屋」)
1月6日(日)18時半頃~19時半頃ひるがの高原SA(上り)(東北陸自動車道サービスエリア)

・患者(10代男性 三重県在住)
1月6日(日)9時頃 近鉄電車(大阪線)阪神電車(なんば線)で三重県から京セラドーム大阪へ移動 
     11時  京セラドームで開催されたイベント『AKB48「NO WAY MAN」劇場盤発売記念 大握手会 京セラドーム大阪』に参加  隣接するイオンモール大阪ドームシティを利用
     21時頃 往路と同経路で帰宅






 AKB48のオフィシャルサイトも「注意喚起のお知らせ」を掲載している。
2019年1月6日(日)京セラドーム大阪 AKB48「NO WAY MAN」劇場盤発売記念 大握手会 麻しん(はしか)患者の発生に伴う注意喚起について
AKB48オフィシャルサイト


◆「MC救世神教」は封印するNHK
 この京セラドームの件をNHKやMBSが報じている。しかし、AKB48のイベントのことは報じているがMC救世神教の名は出していない。

NHK NEWS WEB 2018年1月18日】
AKB48イベントに“はしか患者” 注意呼びかけ 大阪


今月6日に大阪市で開かれた人気アイドルグループ、「AKB48」の大規模なイベントに、はしかに感染していた男性1人が訪れていたことがわかり、大阪市は感染が広がる可能性もあるとみて注意を呼びかけています。

大阪市によりますと、はしかに感染していたのは三重県内に住む10代の男性で、今月6日の午前11時半から午後9時ごろまでの間、大阪市の「京セラドーム大阪」で開かれた「AKB48」の握手会と、隣接する商業施設「イオンモール大阪ドームシティ」を訪れていたということです。

男性は、イベント前日の今月5日から鼻水やせきの症状があり、その後、発熱や発疹などの症状も現れ、医療機関ではしかと診断されました。

はしかは、高熱などに続き全身に赤い発疹が出るのが特徴で、重症化すると最悪の場合、死亡することもあります。空気感染で広がり、感染力が非常に強いのも特徴です。

大阪市は、感染が広がる可能性もあるとみて2つの施設を利用した人を中心に広く注意を呼びかけています。また「AKB48」のホームページでも、注意を呼びかけています。
 ◆集団免疫効果の重要性
 麻疹は空気感染する、つまり感染力が非常に強いということだ。麻疹に対する集団免疫がワクチン接種率が95% 以上に維持されている地域では、集団免疫効果により風疹ウイルスが継続して伝播することはないとされる。しかし、現在の日本の状況をみると今回の宗教的忌避のほか、「自然派」など「反ワクチン」に傾倒するグループや集団が少なからず存在しており、感染症の集団発生が起きやすい状況にある。先天性免疫不全症などワクチン接種を受けることができず集団免疫により健康が守られている人もいる。社会の一員として、ワクチンを接種し集団免疫の力を高めることが公衆衛生上も有益である。

 今回の集団感染が終息に向かうのかそれとも拡大する事態になるのか、二次感染三次感染を防いでいくためには正しい情報の拡散が不可欠だ。

 例えば、今回の報道でもみられる「高熱や発疹など麻疹が疑われる症状が出た場合には、速やかに医療機関を受診してください」は間違いである。直接医療機関を訪ねてしまうと「待合室感染」を引き起こすことがある。「まず電話で医療機関に問い合わせる」というのが正しい行動である。

 今回の風疹集団感染問題に関して、潜伏期間や諸症状及び症状が出た時の対応の仕方を医師の相川晴(HAL)氏(@halproject00)がまとめている。

1月6日京セラドーム大阪でのAKB48大握手会に三重県の麻疹患者さんが参加された可能性について 

◆悪意はないが常識も知識もない
 麻疹集団感染の現場となったMC救世神教の10代2世信者研修会『SWING』は、教団の聖地である神恩郷の施設の一つである御車奉安館(三重県津市神戸長谷)で開催されたと思われる。
 最初の発症者である20代男性から二次感染したのは30代の女性二人で、男性の家族だという。感染の拡大が懸念される。
三重県が発表した資料
  筆者の取材に電話応対した教団の広報担当者も決して居直ったり開き直っていたわけではなく、2世信者への麻疹集団感染が拡がっている事態に困惑している様子だった。
 そこに明確な悪意はみられない。ただし、悪意はないが常識もない。教団サイトに掲載されている「奇蹟の体験談」を読む限り、反医療に傾倒している団体であることは明白であり、信者の健康を護るために必要な最低限の医学的知識すら持ち合わせていないようだ。

 如何にしてこのような団体や集団の子どもたちの医療機会損失を補完していくか、そして集団感染の発生を防ぎ、正しい医療知識を拡めていくために何が必要なのかを考えていく必要がある。


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