■エコなマリンスポーツ
菌糸に覆われたEM団子 |
もともとEM菌は、土壌改良などのために開発された乳酸菌や酵母の混合体。しかし近年では、鳥インフルエンザや口蹄疫に効くと称し、福島第一原子力発電所の事故後は放射能まで消せると喧伝され、信奉者の間では万能薬扱い。そればかりか、
「EM製品を身に着けていたので交通事故に遭っても大事に至らなかった」
「EM生活をしていると大きな地震が来てもコップ一つも倒れなかった」
「学校のイジメがなくなり、みんな仲良くなった」
「動物がすべて仲良くなった」
「いろいろな事が起こっても、最終的には望んだ方向や最善の結果となる」
など、万能薬を通り越して、もはや神。提唱者である比嘉照夫氏自身、「すなわちEMは神様だと考えること」などと口走っています(「新・夢に生きる」より)。
逗子市では昨年まで、EM菌培養やEM団子投入に市が年間最大200万円程度を投入して支援してきました。しかし本紙で既報の通り、効果が確認できないとして市は今年、EM菌関連事業から完全撤退しています。にも関わらずEM推進団体であるイーエムジャパン社と地元のNPO法人海岸クラブは、今年も逗子海岸でEM団子投げを決行することを表明していました(本紙〈逗子市がEM菌事業を完全廃止=地元団体は独自に継続へ〉参照)。
これに対して、「人が泳ぐ海に腐った泥団子を1000個規模で投げ込むことは、環境の観点から好ましくない」との考えから生まれたのが「EMキャッチャー」です。主催者である日本EMキャッチャー連盟は、こう説明します。
「EM信奉者たちに心ゆくまで腐れ団子を投げていただいた上で、彼らの手を離れた後の腐れ団子をキャッチして、その数を競う。EM信奉者のイベントを妨害することなく、楽しみながら海水浴場の環境を守るエコな紳士淑女のスポーツです」(同連盟・藤倉善郎総裁)
■競技ファッションが初公開
試合開始直前になって、競技時の服装や用具などが公表されました。
EM団子は、野球のボール程度の大きさ。腐った上に乾燥して硬くなっているため、当たると危険です。そのため競技の際にはヘルメットの着用が推奨されています。水中でも自在に動けるよう、選手各自の判断でシュノーケルとゴーグル、浮き輪の着用も認められています。EM団子をキャッチする際は、素手でもラケットや網などの道具を使っても構わないルールです。
「ブラジャーの着用は義務ではありませんが、乳首に腐れ団子が当たると痛いので、何らかの防具をつけることをお勧めします」(藤倉総裁)
■藤倉選手が集中被弾!
大会のメイン会場となった逗子海岸で試合に臨んだのは、やや日刊カルト新聞社所属の鈴木エイト選手、同・藤倉善郎選手、一般参加のmuramoto選手。開会式で、藤倉総裁は選手たちにこう檄を飛ばしました。
「EMキャッチャーは飽くまでも紳士のスポーツです。ピッチャーにアピールして自分の方に多く投げてもらうのも作戦のひとつではありますが、憎悪をかきたてるヘイト的な発言は慎みましょう。楽しみながら海水浴場の環境を守りましょう」
ピッチャーを務めるのは、EM団子投げイベントに参加しているEM信奉者数十人。午前10時すぎ、ピッチャーたちがEM団子を波打ち際に運び、海へと投げ込み始めたのを合図にプレーボールです。
至近距離でも容赦なし! |
藤倉選手は「よし、こい!」「痛てて!」「ナイスボールだ!」などと叫んで、これに応戦。子供たちはよけいにヒートアップし、やがて藤倉選手に集中砲火。数発が藤倉選手の頭部にも命中し、クソガキが、
「ヘルメットかぶっててよかったなあ!」
などと嘲笑っていました。
■暴徒と化す子供ピッチャー
やがて子供たちは、選手たちがEM団子をキープしていたゴムボートに襲いかかります。ボートをひっくり返してEM団子を海に落としたり、ボートのEM団子を奪って選手に投げつけるなど、その様は略奪行為そのもの。
「こらやめろ!大人ナメんなよ!」
そう叫ぶ藤倉選手は、さらにEM団子の集中砲火を浴びて撃沈しました。
選手がバケツにためたEM団子を略奪し海に捨てる暴徒 |
近くで観戦していた人のTwitterによると、EM信奉者の間では「人に当たらないように投げよう」という発言もあったとのことです。しかし暴徒化した子供たちを制止する者はなく、EM団子投げが終わっても、一部の子供たちは選手のゴムボートにしがみついてEM団子を奪い続けていました。
■競技の危険性予測できず、ルール見直しへ
最終的に、各選手ともに少なくとも数十個のEM団子をキャッチしましたが、カウントが不能だったため成績はつかず。しかし最後まで冷静に安定したキャッチングを貫くプレースタイルが評価された一般参加のmuramoto選手が、EMVP(EM Valuable Player = EM優秀選手賞)を獲得しました。
この日の試合では、EM砲撃を受けた3人選手全員が死亡したかに思われました。しかしEM菌の力で全員が蘇生し自力で帰宅できたため、日本EMキャッチャー連盟では刑事告訴は見送るとしています。
試合後、連盟の総裁でもある藤倉選手は、こう語りました。
「すごく痛かった。試合前には『EM団子を投げつけられたらネタ的に面白いけど、彼らもそこまでバカじゃないだろう』と思っていたのですが、実際にはそこまでバカだった。競技の危険性を予測できず、一般選手まで危険に巻き込んでしまい、申し訳ない。責任をとって、連盟の総裁を辞任します」
同日、日本EMキャッチャー連盟は解散を表明。後継として格闘技団体などを設立する見通しです。
「そもそも個人競技として行うことが間違いだった。今日の試合を見る限り、EM砲撃や略奪行為に対して選手が集団的自衛権を発動できるようにしなければ、選手の安全を守ることができない。2020年の東京五輪・パラリンピックで正式種目入りするには、根本的にルールを見直す必要がある」(連盟関係者)
■エキシビジョンでEM菌効果の実証実験も
試合終了後、砂浜で選手たちによるエキシビジョンも行われました。この日の演目は「壊れたパソコンはEM菌パワーで直るのか」。
EM菌まみれのパソコン |
「万能性を謳うEM菌ですが、パソコンを直す力はないようです。同時に、EM信奉者たちが選手に投げつけたEM腐れ団子に、パソコンのフレームを歪めるほどの破壊力があることが証明されました。EM腐れ団子は、もはや凶器です」(藤倉選手)
この実験に対しては、専門家から「故障していないパソコンにEM団子を投げつける対照実験が行われておらず、信用できない」との指摘も挙がっています。
◇関連記事
逗子市がEM菌事業を完全廃止=地元団体は独自に継続へ
Togetter/第1回EMキャッチャー選手権・速報
11 コメント:
精確に対照実験を行なうならば、まず
20個の壊れたパソコン
20個の壊れたパソコン
20個のEM団子
20個の泥団子
これらを用意して、
全く精確に各団子を各パソコンにぶつけ、統計的に有意な差がないか確認する必要があるだろう。
FFCパイロゲン・・・EM菌みたい
http://www.akatsuka.gr.jp/aboutffc/example/index.html
久々のユーチューブアップで動画面白かったですよ。総裁は余計なモノつけずにしたら。
総裁のぽっこり腹はちょっと醜いです。一緒に参加していた人に指南を受けて、腹をひっこめることをお勧めいたします。
楽しい夏休みの1日ですな。
EMって信奉してる「馬鹿カルト」がまだいることに驚き。
子供が暴走するのもEM菌のせいでしょうね。
むかし淡路島の自治体で町長が信奉者で、小学校のプールを消毒なんていう愚かなことをしてましたが、大腸菌が増えすぎて使用禁止になりました。
今だに「EMそだち」なんていうアホな野菜を見ますが、たたき売られてました。それでもありがたがる奴。。。信奉すると自立できないみたいですね。
以下はすべて根拠の無い勘ぐりですが・・
この子供たち、扇動されてるでしょ。
「密漁者」なんて言葉知ってるわけがない。
もっと言うなら、やや日に団子投げろって命令もされてる。
やや日側が切れて、怒鳴る投げ返す、子供に手を出す
などの展開になったら思う壺。
子供を泣かせた、暴行だ暴行だ犯罪者だと騒ぐ。
完全にテロリストの戦術です。
あえて住宅地に武器隠したり
私服の戦闘員が襲撃して
敵の民間人誤射や虐殺を誘発したりするアレ。
EM側の責任者は自分らの子供を盾にしたのです。
なんと意識の高いことでしょう。
EM菌を拝んでいる宗教があったとは・・・・。
藤倉さん、なんで記事にされませんの?
http://www.izunome.jp/action/envi/
嫁バイトしてるよ
仰木の婆さんは共産党員 サンポール サンポール
総裁は左腕だったんですね。
考え方も左巻きみたいですよ。
コメントを投稿