2016年4月21日木曜日

統一教会(家庭連合)が本紙に教団PR動画の削除を要請、4年ぶり4度目=YouTube&Googleにも著作権侵害を申し立て


統一教会(家庭連合)が、本紙で報じた同教団制作のPR動画に関する2本の記事に対し、記事内の当該動画や画像の削除要請を行なっていたことが判った。教団からの削除要請は4年ぶり4度目。

やや日刊カルト新聞社は削除要請を拒否。

すると同教団はYouTubeに対し著作権侵害を申し立て、当該動画は削除された。

更に同広報局は、やや日刊カルト新聞のサイト管理者であるGoogleに対してデジタルミレニアム著作権法違反の申し立てを行なった。

現在、両当該記事は閲覧できない状態となっており、予断を許さない状況だ。

◆4年ぶり4度目の削除要求

教団が非公開とした問題の動画『祝福に行こう!』を掲載した当該記事をUPした二日後の4月8日、教団広報局の本紙担当・澤田渉外部長から電話が掛かってきた。

澤田氏は、記事内にある動画や動画に在った教団広報局の鴨野局長一家のキャプチャ画像などの削除を要請。

――鴨野さん一家の画像を消してほしいという理由は何ですか?

澤田氏「それはとにかく消していただきたいということですね」

――映像は公開されているものですし

澤田氏「いずれにしてもお願いします。こちらも誠実にエイトさんの取材に対しては対応させてもらってますので」

――澤田さんの写真は大丈夫ですか?

澤田氏「それは、そもそもおかしいと思うんですけどね」

――そっちの話かと思いまし

澤田氏「それはこういうやり方されるのかと。今後は関わり方も変えていかないと思いましたけど。いずれそうしないとホント書面だけのお付き合いとなって。最終的にはそういうお付き合いもできなくなるので、そういうのもどうかなと」

――動画に関しては今問題になっているということで報道目的で出しているですが

澤田氏「明日の6時までに対処お願いします、それに応じてこちらも対応を考えます」

――明日の朝6時だとちょっとこちらも動けないと思う 

澤田氏「メールなりで」

――YOU TUBE側に削除要請はしないんですか?

澤田氏「とにかくまずはどういう対応をされるか」

――引用の範囲を超えているというのはどの部分がということですか?

澤田氏「写真載せながら解説されてますよね」

――今回の記事ではなくて前回の記事の方ですか?

澤田氏「前回の方なんですけどね」

――前回のことですか、引用の範囲を超えているというのは

澤田氏「う~ん」

――今回の記事ではないということですか?引用の範囲を超えているというのは

澤田氏「う~んと・・・僕の方でもごっちゃになってるかな前回の記事と今回の記事では映像の内容について同じように解説されてますか?」

――前回の方では『祝福に行こう!』の動画についてしか触れてないですよ

澤田氏「ああ」

――で、キャプチャの画面で4つくらい切り取って貼っているんで

澤田氏「ああ。まずそれ、そうですね」

――こちらは引用の範囲的には問題ないかなというレベルだが・・・。今回に関しては映像から切り取ったキャプチャ画像は3枚くらいしか載せていないですね

――『祝福に行こう!』から1枚、『統一教会の名前が変わりました』から鴨野さん一家と勧誘員だった青年カップルの2枚しか載せてない。他は過去の取材の映像から切り取った画像なので

澤田氏「あと、ついでに僕のも下げておいてください」

――笑ってる奴だけじゃなくて全部ですか? 

澤田氏「全部盗撮ですもんね~」

――ずっと僕(カメラ)持ってたじゃないですか

澤田氏「撮影してるとは言われてませんよ」

――でも(カメラの)レンズ出てるし、僕はいつもああやって撮ってるし、判るかなと思ったんですけど

澤田氏「取りあえず検討していただいてメールで御連絡下さい」

――ちょっと連絡間に合わないかもしれないですけど

澤田氏「お願いします」



正確を期すため、改めて澤田氏に電話して削除要請の範囲とその根拠を文書で送信してもらうよう依頼した。

1時間後、「添付の箇所について緊急に対応願います」としてメール添付されていた文書がこれだ。
【削除要請 2016年4月8日】統一教会(家庭連合)からの削除要請文






「壺? 売りません」「悪いことはしてません」統一教会(家庭連合)が本部前ヴィジョンで上映した開き直りショートムービーに現役信者からも非難の声が上がる
http://dailycult.blogspot.jp/2016/04/blog-post_4.html

この記事は本文のほとんどを動画「祝福に行こう!」を引用しているが、その引用の分量は実質的に50%を超えており、引用の範囲を超えている。

1、内容の50%近くを引用している。


2、サイトのスクリーンショット


・注釈を含め、全体の内容の50%を超える分量を引用している。


統一教会(家庭連合)広報局、本部前モニターの動画削除の理由を本紙に回答=本紙は問題動画を入手
http://dailycult.blogspot.jp/2016/04/blog-post_7.html

1, 2つの動画は当法人の著作物を不正にダウンロードし、アップロードしたものである。
◆やや日刊カルト新聞社は午後3時過ぎに回答

教団側が設けた回答期限時間の4月9日午前6時を過ぎること9時間、午後3時過ぎになってやや日刊カルト新聞社は教団に回答した。

【やや日刊カルト新聞社の回答 2016年4月9日】



一連の記事で利用した素材(動画・キャプチャ画像)は著作権法第41条に則った「報道の目的上正当な範囲内における著作物利用」であり、削除要求には応じかねます。
尚、教団本部前で取材した際に撮影し記事に掲載した澤田氏の画像につては、配慮から削除します。また、その際に「盗撮」との指摘があった本紙の取材手法について、澤田氏は「今後は関わり方も変えていかないと。いずれそうしないとホント書面だけのお付き合いとなって、最終的にはそういうお付き合いもできなくなる」と発言されていましたが、やや日刊カルト新聞社は取材対応を条件にした取引には応じません。

◆教団はYouTubeに申し立て

同新聞社が自主的に動画の削除に応じないと判った教団サイドは、記事の動画のリンク先であるYouTubeに申し立てを行なった。
“世界基督教統一神霊教会”からの著作権侵害の申し立てを受けた YouTubeは当該映像『祝福に行こう!』を削除。
当該動画の削除を伝えるYouTube画面


4月10日夕刻に当該動画が削除されるまでに本紙がUPした件のYouTube動画『祝福に行こう!』の閲覧数は約3,500件に及んでいだ。

4月10日午後2時過ぎの時点で視聴数は3,423回に



◆YouTubeの次はGoogleに

4月14日早朝、やや日刊カルト新聞のサイトを管理するGoogleからアメリカの著作権法であるDMCA(デジタルミレニアム著作権法)の違反の申し立てについての連絡があった。家庭連合(統一教会)からDMCA違反の申し立てを受けたGoogleは当該記事を閲覧できなくなる措置を採った。

やや日刊カルト新聞社広報局によると、同社はGoogleの措置に対し、異議申し立てを行なっているという。

教団サイドは、その他にもFC2、vimeoなど当該動画をUPしていた各サイトの運営元に、軒並み著作権侵害の申し立てを行なったようだ。、

同教団の内部情報に詳しい事情通は語る。「教団サイドの一連の動きからは、どうあっても『祝福に行こう!』動画を、これ以上信者に観られたくないという思いが、ヒシヒシと伝わってきます」

では問題となっているこの動画について、教団はどのように信者に弁明しているのであろうか。

◆教団広報局が信者に弁明

問題動画『祝福に行こう!』に関する信者からのクレームに対し、制作を担った広報局の鴨野局長の回答とされるものが信者のブログに掲載されている。

当該ブログ【コスモスの心】の記述によると鴨野局長の回答の要旨はこうだ。

教団に対する社会的評価が、本部広報局による氏族メシヤ活動・社会貢献活動』推進PR活動を妨げて来た
家庭連合の伝道活動を妨げている根本原因社会的悪評」
インターネット上に溢れる社会的悪評の改善を目家庭連合PR動画の制作に着手
1992合同結婚式以降マスコミ偏向報道を中心とする社会的悪評を取り除く為に、教団に対する閉鎖的かつ否定的イメージを改善して行かなければならない」
一般社会からカルトと見られる原因は何をやっているか分からない!という社会的評価に由来」
社会的カルトとしての評判は、簡単にはぬぐい難く、一般人への家庭連合情報の伝達、および認知を促すこと自体が容易ではない」

 一連のインターネット施策の上に新感覚動画制作
見てもらえる為話題性を巻き起こす必要や奇抜な発想や表現必要
広報局にとっても新しいチャレンジ』で、家庭連合が一般社会に偏見なく受け入れていく為の試行錯誤の一環

教団の公式サイトでも、本部前のモニター上映を伝える3月29日のINFORMATIONの内容が「5本上映」→「3本上映」→「4本上映」→「5本上映」と変遷した挙句、広報局名で当該動画について「演出の面で誤解を招く表現がありました」と「お詫び」文が追加されていた。

前述の事情通は一連の教団サイドの動きをこ分析する。「結局のところ、教団広報局による“新感覚動画”の試みは失敗に終わり、局を挙げてその後始末に追われているという状況ですね」


~本紙関連記事~


「壺? 売りません」「悪いことはしてません」統一教会(家庭連合)が本部前ヴィジョンで上映した“開き直り”ショートムービーに現役信者からも非難の声が上がる


統一教会(家庭連合)広報局、本部前モニターの動画削除の理由を本紙に回答=本紙は問題動画を入手


4 コメント:

匿名 さんのコメント...

まるで北の国のような・・・。
しかし、こういう宗教でも、何万人も信者が居たり、何億円もの金が動くのだから不思議ですね。

匿名 さんのコメント...

マジでクズだな
北の国というか、ポルポト政権下のカンボジアとか文化大革命とか

匿名 さんのコメント...

https://twitter.com/ifvoc_unite/status/724893202151526400
最近統一教会のダミー組織勝共連合は原理研の連中に自民支持の活動をさせている模様ですね。

匿名 さんのコメント...

自民党や公明党の裏金問題も有耶無耶であり統一教会や創価学会の再調査もないまま、予算委員会もやらずに解散なんて国民を馬鹿にしている。結局、誰が総理になっても自民党や公明党である限りは同じで宗教団体に選挙応援させるのは問題だ。