2024年12月20日金曜日

エホバ2世の弁護士が自己啓発セミナー勧誘 元信者が返金請求

受講申込者に送られてくるランドマーク社の書面。クーリングオフに関する説明はない
 エホバの証人(ものみの塔聖書冊子協会)の元2世信者である弁護士から自己啓発セミナーに勧誘され、17万円余りを支払って「ランドマークワールドワイド」社主催のセミナーを受講したエホバの元信者に、同社が受講料の全額を返金していたことが20日までにわかった。

 特定商取引法では、業者側に対して、クーリングオフに関する説明の書面を消費者に交付することを義務付けているが、ランドマーク社は交付していなかった。専門家は「毅然と請求すればすんなり返金してくる可能性がある。高額な契約を結んでしまい後悔している人は、試してみるといいかもしれない」と話している。

2024年12月14日土曜日

為書きならぬ偽書きか 泉大津市長選・南出氏事務所に「ドナルド・トランプ」

 現職・南出賢一市長と「反社会的カルト集団」のNHKから国民を守る党・立花孝志氏との一騎打ちとなっている大阪の泉大津市長選挙(12月15日投開票)で、南出氏の選挙事務所に元アメリカ大統領のドナルド・トランプ氏からの為書きが張り出されていたことが、14日わかった。後援会関係者によると、何者が貼ったのかは不明で、「南出氏がトランプ氏からの支持を受けているわけではない」という。

2024年12月6日金曜日

天台宗が性加害者とされる僧侶2名の氏名など公表=1月に懲戒審判会開催へ

天台宗務庁(読者提供)
 天台宗の住職から性被害を受けたとして、尼僧の叡敦さんが住職ととともに被害に関わったとされる大阿闍梨もあわせ2名について擯斥(僧籍剥奪)を宗派に求めた件について、11月11日付けで天台宗務庁(滋賀県大津市)が敷地内に告示を掲出していたことがわかった。この告示で天台宗は、加害者とされる住職と大阿闍梨の氏名、所属寺院名なども公開した。年明けの1月24日に2名への「第1回審判会」を開催するという。

2024年12月1日日曜日

エホバの証人2世が教団の日本支部前でライブ 新曲を発表

 エホバの証人(ものみの塔聖書冊子協会)の2世信者で詩人のiidabiiさんが11月23日、神奈川県海老名市にある教団本部(日本支部)前で、ゲリラライブを敢行した。これまで、信者である親からの虐待など自らの体験に基づく詩を発表してきた。今回のライブでは新作「ころすな」を初披露。死者も出ている輸血拒否の教義を批判し、現役信者に「てめえの頭で考えろ」と呼びかけた。

2024年7月27日土曜日

統一教会が各宗教団体に解散命令の是非など尋ねるアンケート 本紙も回答

信者たちがデモや街宣を繰り返し
教団はアンケート作戦
 統一教会(世界平和統一家庭連合)が複数の宗教団体宛に、統一教会に対する解散命令への賛否などを尋ねるアンケートを送付していることがわかった。配布数や配布範囲は不明だが、伝統宗教、新宗教に対し、宗派や教団(包括法人)だけではなく個別の宗教団体(被包括法人)にも送付されているケースがある。

 現在、文科省からの解散命令請求を受けての訴訟が東京地裁で行われており、専門家は、「アンケートに回答すると統一教会から訴訟や対外的な自己正当化のアピールに利用されるのではないか」と危惧する。しかし、やや日刊カルト新聞社は、「今日、弊社の回答を統一教会に送付した」としている。

2024年4月9日火曜日

大川隆法さん自宅前の花見、異例の1日3回でのべ60人以上が参加 写真コンテンストも

 港区白金にある幸福の科学教祖・大川隆法総裁の自宅「大悟館」の桜が満開となり、4月7日、同館前の公道に多くの花見客が訪れた。午後1時から3回に分かれて大悟館前で桜を眺める、史上初のトリプルヘッダー。参加者数はのべ60人を超えた。うち45人前後が、幸福の科学職員。それぞれに用意したプラカードを掲げて、一般参加の花見客を歓迎した。

 一般参加者は、故・大川総裁の長女・咲也加氏が歌う「The Real Exorcist」や長男・宏洋氏が歌う「Revolution」をスマートフォンで流した。参加者たちはそれに聴き入りながら、昨年3月に亡くなった大川総裁を偲んだ。

 主催者は、「教団職員の参加者は男だらけだったが一般参加者は女性が大半。比較的ジェンダー・バランスのよい形で、若い人たちにも大悟館の素晴らしさに触れてもらうことができた。来年もやりたい。花見以外でもやりたい」と語った。また、今回の花見写真のコンテストを実施するとして、参加者に写真の応募を呼びかけている。応募締切は4月14日。

2024年4月6日土曜日

4月7日大川隆法邸前での花見、史上初のトリプルヘッダーへ

4月5日に主催者が下見に出向いた際にも、教団職員たちがプラカードを掲げて歓迎してくれた
 4月7日に故・大川隆法総裁の自宅である幸福の科学大悟館前での毎年恒例の花見が、今年は同日中に3回というトリプルヘッダー開催になる見通しとなった。同日3回の開催は、大悟館前花見史上、初めて。

 第1戦は午後1時、第2戦は午後3時30分、第3戦はナイターで午後6時30分に、それぞれ開始予定。いずれも集合場所は東京都港区白金4-6-2の大悟館の南側玄関前。外壁に据えられた下品な金ぴか仏陀像が目印だ。

 雨が激しい場合などは中止となる可能性もある。予定変更の場合は主催者のTwitter(現X)で告知される。

2024年3月17日日曜日

ワールドメイト教祖のバースデーに現職国会議員19名と柏市長が祝花

今年の教祖の誕生会の祝花(ごく一部)
 14日から大阪市内の展示場ATCビルで開催されているワールドメイト教祖・深見東州(72歳、本名=半田晴久)氏のバースデー個展に、衆参両院の国会議員19人と柏市長が祝花を贈ったことが本紙の取材でわかった。その他に元国会議員10人からの祝花もあった。現職の議員・市長の党派別内訳は、自民8、立民9、れいわ1、教育無償化を実現する会1、無所属1。

 個展は20日までで、深見氏の73歳の誕生日にあたる明日18日には、午後2時から「開幕式」が開催される。例年、開幕式で政治家による来場や挨拶、祝電の紹介がある。

2024年1月17日水曜日

動画あり・Jアノンなどが反WHOデモ、池田としえ日野市議絶叫「ワクチンは日本殲滅大作戦!!!」「ビル・ゲイツ!」

 1月14日、都内で世界保健機関(WHO)と「パンデミック条約」に反対する街宣とデモ行進が、Qアノンの日本版「Jアノン」も加わって開催された。主催者は、昨年、LGBT理解増進法やウクライナ支援に反対するデモ行進を開催した佐藤和夫氏。今回のデモでは、参政党関係者、神真都Qデモ参加者、ラエリアン・ムーブメント関係者など、反ワクチン勢の参加が目立った。デモ中、池田としえ(利恵)日野市議がマイクを持ち、ワクチン接種を「人類殲滅大作戦だ!」などと叫んだ。

2024年1月6日土曜日

動画あり・統一教会信者の初詣に完全密着 「聖地」早稲田大学内で無断集会も

 旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の信者約150人が1月1日、教祖・文鮮明(故人)が第二次大戦中に日本留学していた際のゆかりの地をめぐる「聖所巡り」として初詣を行った。統一教会の初めての礼拝の地、地下抗日活動をしていた文鮮明が特高の拷問を受けたとされる旧戸塚警察署跡、下宿跡などをめぐりながら、早稲田大学構内へ。大隈記念講堂の敷地内で約1時間、無断で集会を開いた。初期に入信した古参信者がスピーチし、歴史修正主義的かつ差別的な発言を繰り返した。巡礼と集会には韓国人信者たちも参加していた。