［カルトと政治］統一協会系政治団体の全国集会に参加した２人の現役国会議員

今月1日に開催された統一協会（統一教会）系政治団体の全国集会に現職の国会議員2名が登壇し挨拶をしていたことが判った。

政治を浸食するカルト汚染。そこには政治家に取り入るカルトとカルト信者のマンパワーに頼る政治家との密接な関係が垣間見える。

◆アジアと日本の平和と安全を守る全国大会

12月1日東京蒲田の大田区民ホール“アプリコ”、約1500人の統一協会信者が動員され『アジアと日本の平和と安全を守る全国大会』なる集会が開催された。

主催は“アジアと日本の平和と安全を守る全国大会実行委員会”、後援は“国際勝共連合”“世界平和連合”“平和大使協議会”と統一協会関連団体が名を連ねる。アジアと日本の平和と安全を守る全国フォーラムの会長は元陸軍少佐・元陸上自衛隊西部方面総監・元参議院議員（自民）の堀江正夫氏だ。

メインスピーカーは文鮮明教祖の4男國進氏、大会実行委員長は日本統一協会会長の梶栗玄太郎氏、同じく日本統一協会の宋榮渉総会長（全国祝福家庭総連合会総会長）はＵＰＦ（天宙平和連合）日本リージョンの顧問として壇上に上がった。

◆現職の国会議員2人と教祖の息子

この日の大会では全国の地方議員も複数名登壇し、会場に紹介された。そして現職の国会議員2名も参加していたことが判明した。

統一協会関連団体の全国集会で壇上から挨拶した現職の国会議員は自民党政調副会長で参議院議員（東京）の中川雅治氏と民主党の衆議院議員（東京2区）の中山義活氏だ。
中川雅治議員は壇上で何度も「自民党政調副会長として来ました」と繰り返し強調していたそうだ。

自民党・中川雅治参議院議員

民主党・中山義活衆議院議員

他に元衆議院議員（自民党・神奈川18区）の山際大志郎氏も紹介されたそうだ。

会場にいた人によると、文國進氏は日本の議員らの挨拶をつまらなそうに聴き拍手もおざなりで、議員を自分より下の存在と見ていたのではないかとのことだった。

教祖の4男・文國進氏（ONE KOREA CUP）

◆会場はまたアプリコ

当初、アプリコ側はこの大会が統一協会系であることを知らなかったようだ。

アプリコは昨年も日本統一協会創立51周年記念式典の会場となっている。その際は本紙既報の様に“UC51周年記念式典”の名称で会場を借りており、統一協会であることを隠匿していた。（末端信者だけではない！日本統一教会本部も正体隠して公共施設を使用！？ ）

アプリコのすぐ近くには統一協会の南大田教会や婦人部偽装施設“ハーモニー”がある。（〔潜入レポート〕　“家系のおはなし”講演会は統一協会の勧誘だった！ ）

◆本紙記者を警戒か。信者には感謝献金も？

注意事項

この大会に際して参加者に対する注意事項が書かれた紙を入手した。

本紙記者など外部メディアを警戒する意図でもあるのか、場内は録音・撮影禁止で入場券も必要だとの記載がある。

またこの大会に参加する信者には感謝献金が求められたようだ。献金の額は任意とされていたそうだが毎回恒例の感謝献金封筒は信者に配られているという。

◆他の現役＆元国会議員の名も

この『アジアと日本の平和と安全を守る全国大会』は全国70箇所での開催を予定しており、大阪では今月13日に再度おこなわれるそうだ。

既に全国各地でこの団体主催の安保大会が開かれている。判明しているだけで以下の大会が開催されてきた。

『5.29守れ！日本の平和と安全 京都大会』

『6.12守れ！日本の平和と安全奈良県大会』

『6.19守れ！　日本の平和と安全　島根石見大会』

『6.19アジアと日本の平和と安全を守る石川大会』

『6.19守れ！日本の平和と安全　岡山県大会』

『6.19アジアと日本の平和と安全を守る茨城県大会』

『6.25アジアと日本の平和と安全を守る高崎大会(群馬)』

『7.10守れ！日本の平和と安全　大阪大会』

『7.10守れ！日本の平和と安全　神奈川県大会』

『7.17安全保障に関するセミナ－（沖縄・宜野湾市）』

『7.17アジアと日本の平和と安全を守る広島県フォーラム』

『7.18守れ！日本の平和と安全　愛知県大会』

『7.18アジアと日本の平和と安全を守る鹿児島大会』

『7.18守れ！日本の平和と安全　三重県大会』

『7.24守れ！日本の平和と安全　久喜(埼玉)大会』

『7.24守れ！日本の平和と安全　鳥取県大会』

『7.24守れ！日本の平和と安全　静岡県大会』

『8.6アジアと日本の平和と安全を守る　前橋大会』

『8.7守れ! 日本の平和と安全 島根県大会』

『8.7守れ!日本の平和と安全　福井県大会』

『8.21守れ！日本の平和と安全　川越大会』

『8.21守れ！日本の平和と安全　新潟県大会』

『8.21守れ！アジアと日本の平和と安全　福岡県大会』

『8.21守れ！日本の平和と安全 静岡県浜松大会』

『8.28守れ！日本の平和と安全滋賀大会』

『9.19アジアと日本の平和と安全　宮崎県大会』

『9.23守れ！日本の平和と安全山口県大会』

『9.24アジアと日本の平和と安全を守る東京都大会』

『10.2守れ！日本の平和と安全　北愛知大会』

『10.2守れ！日本の平和と安全・埼玉川口大会』
『10.15守れ！西神奈川大会』

『10.23アジアと日本の平和と安全を守る徳島県大会』
『10.30ｱｼﾞｱと日本の平和と安全を守る東京都ﾌｫｰﾗﾑ武蔵野大会』

『11.3アジアと日本の平和と安全を守る長野県大会』

『11.3守れ！日本の平和と安全　新潟県央大会』

『11.5守れ！日本の平和と安全北海道大会』

『11.12アジアと日本の平和と安全を守る町田大会』

『11.20守れ！日本の平和と安全　兵庫県大会』

『11.20アジアと日本の平和と安全を守る愛媛県大会』

『11.23アジアと日本の平和と安全を守る富山県フォーラム結成大会』

『11.23アジアと日本の平和と安全を守る会（秋田市）』

 11月23日,富山市で開かれた『アジアと日本の平和と安全を守る富山県フォーラム結成大会』にはみんなの党の参議院議員・柴田巧（たくみ）氏が参加、同じく23日、秋田市で梶栗正義氏を講師としておこなわれた『アジアと日本の平和と安全を守る会』には元衆議院議員（秋田3区・自民党）の御法川信英（みのりかわ信英）氏が出席していた。

◆カルトの政治汚染

勝共連合については、この一年はみんなの党にも接近しているとの情報がある。今年4月のさいたま市議会議員選挙でも関係が取り沙汰された候補がいた。

赤坂の勝共連合事務所の政治家対策チームは、議員会館に各党の国会議員を訪ね取り入る工作をしているそうだ。

本紙で何度も取り上げた鈴木雄三氏（勝共連合・千葉幹事長）は、自民～民主と流れた後、現在みんなの党との関係を深め、衆議院議員候補でみんなの党千葉県第8区支部長山本こうじ氏を千葉県内の統一協会地区教会主催の会に参加させるなどしており、次回選挙に向けた動きをみせている。

更には本紙既報の様に、統一協会信者を地方議員選挙に立候補させ、統一協会信者議員を自前で量産しようとする動きもある。（統一協会（統一教会）信者？が松戸市議選に立候補していた！ ）この全国的な動きの背景には、文國進氏の指示があったとも言われている。

また既に何人もの統一協会信者が地方議員になっているとの情報もあり、本紙で把握している信者議員の数は増える一方だ。

政治家に秘書や運動員を無償で提供し懐に入り込む戦略を採るカルト組織、そして政治家側も献身的に働くスタッフ・運動員や集票という面でカルト系団体の接近を容認してきた実態がある。

カルトと政治家、切っても切れない関係のようである。

※『アジアと日本の平和と安全を守る全国大会』に関する信者ブログなど

【信仰生活は感謝と喜び 2011年12月1日】


アジアと日本の平和を守る全国大会



今日は国進様をお迎えしての「アジアと日本の平和を守る全国大会 」に参加してきました。

全国大会にふさわしく、現職の国会議員や、都議会議員、県議会議員、お寺の住職や神社の宮司さんなど、沢山の来賓の方々がこられていました。

来賓の方々の挨拶も素晴らしく、ある参議の先生は文先生の自叙伝に、感化を受けたことを述べておりました。聴衆の手前ではあったと思いますが、実感を込めて語っておられました。

最近の活動報告として、埼玉、福井、和歌山などの県議会、その他の市町議会でも緊急事態法の制定を求める決議がなされ可決されているそうです。

また、現在行われている憲法改正に際しても、緊急事態法の必要性が論議され、少なからず影響を与えている様です。

メインスピーカーとして登場された国進様は、「強い韓国、強い日本」をテーマに、パワーポイントを使って分かりやすく説明して下さいました。

（後略）

【天地の諸事情 2011年12月2日】



東京の安保大会で文国進会長講演

「アジアと日本の平和と安全を守る全国大会」（主催・同大会実行委員会）が都内で開かれ、与野党の国会議員はじめ各界の有識者ら約１５００人が参加しました。

大会冒頭のあいさつで、梶栗玄太郎大会実行委員長は日露戦争時の東郷平八郎元帥の「皇国の興廃この一戦にあり」の言を引き、「強い日本を目指し、皆団結しよう」と呼びかけ、ＵＰＦ（天宙平和連合）日本リージョンの宋（ソン）ヨンソプ顧問は、先の２度の世界大戦の教訓を指摘した上で「強い日本と強い韓国が連携すれば東アジアの平和と安定を確保できる」と述べました。

この後、文国進（ムン・クッチン）韓国統一グループ会長が登壇し、「強い日本と強い韓国」と題して基調講演をしました。文会長は、「この半世紀、平和が保てたのは強い米国があったからだ。だが、その米国が経済的に疲弊し、国防予算の減少が続いている。一方、中国の国防予算の増加がこのまま続けば、５年以内に中国の国防費は２倍となり、米中の軍事力は逆転してしまう」と中国の脅威を訴えました。
（後略）

【青少年育成連合会 2011年12月2日】



アジアと日本の平和と安全を守る為には強い日本と強い韓国の協力が必要日本も国防強化を


昨夜、安全保障強化と国民の国防意識向上を訴える、アジアと日本の平和と安全を守る全国大会が都内で開かれ、与野党の国会議員をはじめ各界の有識者が1500人以上が参加。
我々も改めて驚いたのは、全国から参加した皆さんはさすが国防に関心のある有識者の方々だけに、皆真剣に聞いていた。その中で我々も今大会で改めて日本の将来を考えると、隣韓国と強力な軍事同盟を結ぶことによって、中国からの侵略から国を守ると云う意識を持たなければならないと思った。

（後略）