天福灯は“無限疾走期”に140万円献金した統一協会信者へ授与される提灯だった

“天福灯”信者ブログ『アラフォーの風変わりな日常』より

本紙1月19日既報記事『統一協会信者が70万円献金して、貰えるのは“塩”』の続報。

150万円を献金した統一協会（統一教会）信者に“伝授”されるという“天福灯” は、昨年12月5日から今年1月23日の“無限疾走期”に140万円以上を献金した“勝利家庭”への恩恵であることが判った。

また“天福灯”が、ただの“提灯”だということも判明した。

◆『全力投球・死生決断・無限疾走決断式』

昨年末から今年にかけて日本統一教会の宋榮渉総会長は、全国の地区教会を回り、『全力投球・死生決断・無限疾走決断式』などの名称で集会を開いていた。
大層な名称だが、文鮮明教祖の今日の式典での訓読の“み言”のテーマも『全面進撃』、マルスム（み旨）のキーワードも『全力投球、死生決断』だったそうだ。

天福灯 は、この無限疾走期間（１２月５日〜１月２３日）に140万円以上の感謝献金（TD）を納めた祝福家庭（勝利家庭）に伝授されるものだ。

◆ただの“提灯”

この天福灯だが、実物はただの安っぽい提灯のようだ。

“天福灯”信者ブログ『アラフォーの風変わりな日常』より

【アラフォーの風変わりな日常 2011年2月6日】

天福聖塩伝授式レポート！（抜粋）

天福聖塩の伝授式に参加させていただきました。

天福聖塩は、天福式の時、４大聖地の土と聖塩を混ぜて文先生が祝祷された
ものです。（略）天福聖塩を個人の容器に伝授してもらってから、精誠室で祈祷を捧げます。

その後、祈願書を前の祭壇に置き、天福ろうそくを精誠室の中の流れる水に浮かべ、４大聖人のうち、自分が情の行く聖人の前にスカーフをかけます。

天福祈願リボンに自分の家族の名前と一言を書いてロビーの壁につけます。





これから毎年天福祝祭のときに天福聖塩の伝授式もあるそうです。

（中略）

将来は韓国でも単なる名節というより世界的な祝祭となっていくんでしょうね。（後略）

◆聖塩は“土”混じり

前回記事で取り上げた“70万円の聖塩”はこんな器に入っているそうだ。信者にとっては“聖地”の土混じりの有難い塩ということだ。

“天福灯”信者ブログ『アラフォーの風変わりな日常』より

◆天福灯にサインする教祖

統一協会の公式HPには、この天福灯や聖塩についての記事が掲載されており、文鮮明・韓鶴子教祖夫妻がペラペラの紙製の天福灯にサインする画像もUPされている。

【統一教会公式HP 2011年2月4日】

天福式の様子（抜粋）

（前略）
　

天福式は、新しい天暦を真の父母様と4 大聖人の祝福の中で始める儀式であり、天福式を通じて私たちは自身を浄化し、真の父母様との正しい関係を立てて、宗教と民族を超越して真の父母様の前に精誠と祈祷を捧げ、天福を受けるようにすることであり、神様と真の父母様の真の愛を相続できるように誓う儀式です。

　教会員達からの温かい拍手で迎えらて天福宮に到着した文鮮明ご夫妻は、天福灯にサインをされた後、天福宮内に入って行かれました。

（後略）

◆天福聖塩伝授式

明日1月24日から29日まで韓国でおこなわれる“天福聖塩伝授式”。
塩と土を掻き混ぜ、提灯にサインする教祖の下にはどれくらいのあぶく銭が集まるのであろうか。