やや日刊カルト新聞: 勝共UNITEの改憲大会に自民党・菅原一秀衆議院議員が参加

2017年11月8日水曜日

勝共UNITEの改憲大会に自民党・菅原一秀衆議院議員が参加

菅原一秀衆議院議員HP

11月3日、東京永田町の星陵会館で開かれた統一教会・家庭連合の関連イベント『改憲2020実現大会』に、自民党の菅原一秀衆議院議員がゲストスピーカーとして参加していたことが判った。同教団と政権の癒着を追う本紙・鈴木エイト主筆は菅原議員に質問書を送付、果たしてその回答は。

◆他のゲストのTwitterから判明

教団がひた隠す国会議員の名を
書いてしまった吉木氏のツイート

教団2世による政治組織・勝共UNITEが喧伝していた「若者による改憲大会」に参加したのは、安倍内閣で厚生労働大臣政務官・経済産業副大臣・財務副大臣歴任してきた菅原議員だった。

UNITEが「保守系の日刊紙」と表現する、教団機関紙・世界日報やUNITEのHPでも参加した国会議員の名は明かされていなかった
菅原議員の参加が判明したのは、同じくゲストスピーカーとして登壇した吉木誉絵氏のツイートからだ。

◆「安倍政権の批判はしてもいいけど僕の批判は、やめてね」

改憲大会への参加をひた隠す菅原議員

菅原議員は、筆者（鈴木エイト）の在住する練馬区・東京9区選出の国会議員だ。
筆者は昨年夏、地元の夏祭りに参加していた菅原議員と話したことがあった。
自己紹介した筆者に対し、菅原議員は冗談混じりに「安倍政権の批判はしてもいいけど僕の批判は、やめてね（笑）」と発言していた。

毎日SNSを更新する菅原議員、11月3日のSNSを見ると地元の町会の運動会や少年野球大会での祝辞についての記載があるのみで、世界日報が「激励に駆けつけた」と書いたこの改憲大会への参加については一切触れられていない。

菅原議員に以下の趣旨の質問書を送信したが、期限までに回答はなかった。

【質問書 2017年11月5日】

質問書
衆議院議員　菅原一秀様
　　　　　　　　　　　　　ジャーナリスト　鈴木エイト
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

菅原議員が11月3日、永田町の星陵会館で開かれた『改憲2020実現大会』に参加され激励のメッセージを語った件について質問があります。
同大会の主催は『改憲2020実現大会実行委員会』、後援は『勝共UNITE』と『国際勝共連合』となっています。実行委員長の松田幸士氏は世界平和青年連合の会長であり、これらはいずれも統一教会・家庭連合の関連組織です。同大会は「若者による改憲実現大会」と喧伝されており、星陵会館の客席を占めていた『勝共UNITE』のメンバーはほぼ全員が同教団の2世信者です。勝共UNITEは、官邸筋の意向を受けた教団とその政治組織・国際勝共連合が2世信者にやらせているものと捉えています。

１．同大会では2名の国会議員からの祝電が読み上げられたことが判っています。同大会に祝電を送った国会議員を教えてください。
２．菅原議員の11月3日のTwitterには「向山町会の運動会にて挨拶」「東京都知事杯争奪さわやか少年野球大会で祝辞」とありますが、この改憲大会については触れられていません。ということは、菅原議員も、同大会に参加したことを公けにしたくないとの意図があったということでしょうか。
３．同大会が統一教会・家庭連合の関係団体によるものだとの認識はありましたか
４．同大会に参加した経緯を教えてください
５．これまでに同教団やその関連組織から支援を受けたことはありますか
６．統一教会といえば霊感商法や正体隠し偽装勧誘等で社会問題となってきた団体です。そのような反社会的団体の催し物に参加されたことについての見解を聞かせて下さい